クリスマスマーケット

日曜日の昨日は久しぶりの晴天で(月曜日の今日は大雨です)、スウェーデン人の友達のAと出かけてきました。昼の11時にナヴォーナ広場で待ち合わせ。私はテベレ川沿いに車をとめて歩いてきたのですがAは自転車で来ていて、途中で迷って遅れるという連絡があったので広場のベンチに座って待っていたのですが、この時期すっかりクリスマスマーケットになっているこの広場。実はこのマーケットの夜の様子を撮った写真がオンラインガイドブックに掲載されたこともあります。それにしてもその待っていたたったの15分の間にものすごい量の人々が押し寄せてきました。ものすごい活気でしたよ。
そしてこの超有名な四大河の噴水(ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタの4大河を擬人化表現したベルニーニの大傑作)も、今までずっと修復作業が行われていたのが終わって柵が取り外されていてこの立派な姿を広場に見せていましたよ。こんな噴水の真横のベンチで普段の待ち合わせができる超日常の幸せ。写真は当然その一部です。その四大河のひとつ(どのひとつかはちょっと分かりません)のみ。彫刻の上には背の高い巨大オベリスクがたっているのでナヴォーナ広場でこの噴水の全体像を撮るにはプロの手腕が必要でしょう。
しばらくマーケットを冷やかしたあと、Aがやってきたので、二人で私の好きなChiostro del Bramanteに行ってきました。というのも、以前にも書きましたが、10月から3月までジュリアスシーザー展をやっていて、ずっと行きたいと思っていたのをついに実行したのです。エキシビジョンはかなり満足でした。いろいろと細かいものが美しく展示してあり、説明も分かりやすくて充実しているのはもちろん、よくよく考えると、このほとんどのものが紀元前のもの。そう思うと急にゾクっとします。そしてもちろん、7月のジュライが彼の名前から、そのあとの8月も後継者のアウグストゥスから、などなど「事実」として歴史の授業で学んだし、頭では分かっているけれど、実際に彼が「現実的でない」と判断してその年だけ400日以上にしたあと、365日になるようにその2ヶ月足して、うるう年を設けて、というようなことをその紀元前に行ったというのが、その証拠や文献やいろいろなものを見れば見るほど急に「現実に起こったことなんだ!しかも紀元前に!」と実感できたりして、思わずうなってしまいます。
そのあとお気に入りのそのブラマンテ回廊のカフェでブランチしました。すごくお洒落でおいしいお食事だし、カフェの雰囲気もよくて落ち着くので本当に、ランチだけでもかなりおすすめです。Wi-Fiスポットにもなっているので、観光の間にラップトップを持っていってコーヒー飲みながらゆっくり調べもの、なんてこともできるかと。土日だったらホテルで朝食をつけずにここで朝食をとるのも良いと思います。スタッフもみなさんすごくフレンドリーだし英語もできます。回廊だけなら無料で訪れることができるので、そのスタイリッシュな雰囲気に気おされることなく、気軽に入ってみるといいと思います。おすすめです。

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