写真は何てことない風景ですが、無機質な駐車場が視野の80%を占めている私のホテルの部屋の窓から撮ったにしては、まあ良いかなという程度ですね。腕が悪くてすみません。この写真には初秋の空が広がっていますが、外はかなり暑いです。ローマより1、2度低いかなというだけの違いです。
さて、ビーチが美しいといわれるクロアチアですが、何の因果か私はOsijek(オシェック、と発音されているように聞こえる)というクロアチアにある全てのビーチから一番遠い街にいます。今回はシリーズ化している遺伝子組み換えの安全性評価についてのトレーニングに来ていて、その分野では一番よいであろうと思われる施設がこの街にあるというのでやってきました。人口約10万人のクロアチア4番目の街です。首都はZagreb。昨日の夜9時過ぎに到着し、そのまま迎えにきてくれたラボのアナリストのマロ君のプジョーに乗って3時間でこの街にやってきました。今日は朝からコンサルタントの2人と食事をして、ラボ分析のペーパーについて話し合って、明日の予定をたて、お昼ご飯を食べにでかけ、そのあとスーパーマーケットに寄って帰ってきたのでした。
クロアチアは2年後のEU加入に向けてかなり努力をしているところでえ、加入するならばそれなりの貿易に関する法的環境が整っている必要があり、それを調整している最中で、この遺伝子組み換え食品に関する対応を迫られているのです。
ただ街は異常に新しく、いかにもあの戦争の後すべてが新しく建てられたのだなと思わされます。銃痕が無数に残る建物もあり(痛ましい戦争を忘れないために、その部分は違う色のレンガで補強されていて、非常に目立ちます)、15年ほど前のあの戦火はこんなにもひどかったのかと改めて考えさせられます。それに反して、概して人々はとても親切で明るく、街も緑がいっぱいでキレイ。もし仕事が週末にくい込まなければ、長旅をしてビーチに行くというのもいいなと思っているのですがどうなることやら。ちょっといろいろ聞いてみようと思います。仕事だから遊んでる暇はないか。