モーモーちゃんカプチーノマシン

20080224_mukka.jpg今日は日曜日、特にすることもないので泥棒市という別名のあるローマで一番大きな日曜市のポルタポルテーゼに行ってきました(はじめてポルタポルテーゼに行ったときのエントリはこちら)。何を買いたかったかというと、写真のカプチーノをつくるためのポット。これってどこにでも売ってあるし、実は日本にもあるんですが、とにかくお店で買おうとすると高いんですよね。ポルタポルテーゼは安さが自慢(そうでもないお店もあるのでかなりのリサーチが必要ですが)なので前から目をつけておいたお店にわざわざ「今度また来るので、展示用のものだけじゃなくて箱にはいったキレイなのも持ってきてね」と言っておいたので、その同じお店に行くと、ちゃんと覚えていてくれて「ジャッポネーゼのシニョリーナが来た!」と騒いですぐに箱を出してきてくれました。


これはイタリアのコーヒーマシンの老舗のBialetti社の製品で、Mukka Expressという登録商標がついています。イタリア語でMuccaは牛で、イタリア語のアルファベットにはKはないので、Mukkaにすると「牛ちゃん」のようなニックネーム的な名前になるので私は勝手に個人的に「モーモーちゃん」と呼んで探してました。名前の通り牛模様ですが、他にも銀色バージョン、Looney TunesのキャラクターのTweetyバージョン、ピンク色バージョンなどもあるし、倍くらいのお値段で電気でわかすタイプもあります。私はこの普通の牛模様のもの。1度で2杯分作ることができると書いてあるし、実際にイタリアのバールで頼むカプチーノの量を考えればまさに二人分なのですが、たっぷり飲みたい私にとってはわりと一人分な量でした。コーヒーを作る蒸気の力をちょっと余計に圧力を与えることで牛乳を一気に温めた上に泡もつくってくれてかなり原始的なのに感動のできあがりです。オフィシャルサイトはこちらですので興味のある方はどうぞ。ちょっとイタリアと日本のショッピングサイトを見てみたんですが、ポルタポルテーゼで買うとイタリアの普通のお店で買うより約5〜20ユーロほど安く、日本で買うより約800〜4000円ほど安いということが分かりました。でも日本ってすごいですね。ポルタポルテーゼの値段に800円足すだけで買えるショップがあるなんて、そういうところで買ったほうがなんとなくいいような気がする…。もちろんユーロ高の影響も当然あるんでしょうけれど。でも同じものなのに4000円高いところもあるっていうのもすごいですけどね。
そして実はもうひとつ、前から欲しかった同じBialetti社の黄金のハンドルがついたコーヒーメーカーも買いました。イタリア語ではこういうコーヒーポットのことをカフェティエラといいますが、時々マッキーナ・ダ・カフェ(コーヒーの機械)といって大事に大事に使うイタリア人もいます。きちんと洗わないことがコーヒーをおいしくするコツだという人もたくさんいてびっくりすることも。今自宅で使っているカフェティエラに何の不満もないのですが、コーヒーメーカーは一生物だというイタリア人の友達の助言に従って、私のコーヒーの歴史をこのマシンで積み重ねていこうかと思ったのです。といっても、そんな大げさなものでもないんですけどね。

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