ローマの老舗グラニータ屋さん

日曜日の昨日は友達に誘われて午後からテベレ川沿いに出ている屋台まわりをしようということになって出かけてきました。テベレ川はローマを大胆に分断している川で、ローマの中心地は「テベレのローマ側」と呼ばれる(私が勝手に呼んでいる)側にあって、「テベレの向こう側」は実はこれは私が勝手に呼んでいるのではなく、そのまま「トラステベレ」という名前になっている地域でもあります。そっちのさらに西にバチカンなどがあります。そしてテベレ川の真ん中にひとつだけ大きな中州の島があってそこはいつも観光客であふれていて、特にこれといった何があるわけでもないのですが私は結構好きなエリアなんです。小さなワインバーやちょこっとしたお店がなんだかとても、ツーリストが好みそうなローマな雰囲気なのです。

で、その「トラステベレ」側に車をとめて、河川敷までの階段を下りていこうということになって歩いて橋まで行こうとしたところ、友達がこんな道路沿いのお店(クリックしてくださいね)に連れて行ってくれました(携帯で撮ったので画質が悪くてすみません)。”Sora Mirella”という100年近く続くグラニータのお店。グラニータというのはいわばカキ氷のちょっとだけ液体風になった夏の食べ物で、英語では「イタリアンアイス」なんて呼ばれたりします。このお店はローマの人の中でもかなり有名らしく、常に行列ができていました(注)。氷はお兄さんがせっせと、かんなのようなもので削っている細かい細かい氷。どんどん削られてくる氷をかわいらしいお姉さんが手際よく受け取り、シロップを入れ、フルーツを盛っていました。最初の写真で分かるように、見た目もすごくかわいく、私はここでのグラニータは初めていただいたのですがすごく気に入ってしまいました。他にもキウイレモンやココナッツやコーヒークリームや、本当にいろいろな種類があり、大胆に果物をのせているわりには全てきれいな出来上がりです。

ちなみにグラニータ屋さんのことはイタリア語で”Grattachecca”(グラッタケッカ)といいます。夏のローマに観光にいらっしゃる方はぜひおためしください。私の個人的な経験だと、どこのグラニータもあまりハズレはないので特にこのお店でなくても良いとは思いますが、見た目がかわいいのがよければここにぜひいってみてくださいね。とても有名なところらしいのでガイドブックなどにもたくさん出ているかもしれません。ストリート名はLungotevere degli Anguillaraで、”Ponte Cestio”(チェスティオ橋)の角にあります。

(注)ローマでの行列というのは、一列や二列ではなくもわもわもわっと集まってみんなが口々に何か叫んでいるいわばカオスな状態のことを言ったりします。

2 Replies to “ローマの老舗グラニータ屋さん”

  1. 美味しいものを食べる時のあなたの顔は、いつもこれ以上の幸せはないって顔ですね。一口食べて目をまん丸くするこの表情は子供の頃と同じね。
    もうすぐあえますね。待ち遠しくてなりません。仕事での帰国だからスケジュール満杯でしょうけど、私も体調整えて、さて何を御馳走しようかと考えて待ってますよ。

  2. お母様:うふふ、本当ね!目も丸くしてるけど鼻の穴もふくらんでて子供の頃のままです。もうすぐ会えるのすごく楽しみにしてるね。楽しく過ごしましょうね!お母さんが作ってくれる美味しいものをまたいろいろ食べれるかと思うとさらに鼻の穴がふくらんじゃうよ!

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