新年

みなさま新年あけましておめでとうございます。年越しはローマでひとりさみしくぼんやりと過ごしましたが、年越しの瞬間にバルコニーに出てみると湾岸戦争のときの映像のようなもの(バババババババーンという爆発音と共に360度さまざまなところから立ちのぼる煙と光)が少なくとも30分ほど続いたので非常に驚きました。単純にいろんなひとがいろんなところで花火をやっているだけなんですけど(クラブのイベントや市の年越しパーティも含め)、なにしろ花火がチャチなので(緑と赤の三角形に広がるタイプのものだけ!)爆撃されたかと思ってしまうのです。カメラで映像も撮ったので今度機会があれば載せたいなと思ったりしてます。

年越しそばだけせっせとつくって食べましたが一人分を作るのは非常に難しく、年越しそうそう食べ過ぎたなーと思ってました(が、これは甘かった、詳細は下の文章参照)。そして元旦にはローマから南に1,2時間ほどのところにあるモンテカッシーノというところへ行き、友達のクラウディオの親戚の年始パーティに勝手に参加してきました。大量の人々に驚くだけでなく、大量の食べ物に驚きました。1時過ぎに始まったランチでしたが、みんななにをするでもなくだらだらと食べ続けるのです。6時くらいまでの5時間ランチ。


まずアンティパスティで野菜がいくつか出てきたあと、カネロニのおいしいけど大きなやつがひとり2個(これがプリモ、私は一つ残した)、セコンディは3種類でラム肉のグリルとビーフのトマトソース煮、えびのすり身パプリカ詰めのハーブとオリーブオイル焼き。なんとそれぞれふたつづつがお皿に!私はプリモだけで胃が悲鳴を上げていたのでずっと食べずにいたらずっと片付けてくれないので、4時くらいになってやっとひとつずつを胃の中に消し去りました。ほうれん草のソテー(これはバルサミコでソテーしてあってすっごくおいしい)は完食。そのあとインサラータ(シンプルなサラダ、完食)。そしてペコリーノチーズとバゲット(おいしいのに一口しか無理だった)。そしてでかい塊の水牛のモッツァレラ(ひとり一塊、めちゃくちゃおいしそうなのに、おなかが苦しくて手も出せずじまい)。
ふー、大変だった、こんな大量のランチは生まれて初めてだった、と思っておわりおわり、とおなかをさすっていたら、次の瞬間になんとパネットーネが出現。しかもチョコ味。そしてココナツアーモンドタフィ。そしてコーヒー。そしてジェラート。その全てをパスさせていただきました。イタリア人の底ぢからを見た思いです。
写真はモンテカッシーノの頂上にある修道院。モンテカッシーノは小さなところですが、その第2次世界大戦時の悲しい歴史の土地がら、世界中から訪れる人が後を絶たない有名なところなのです。

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