ミラノのパネットーネ

クリスマスです。人生の中で、たったひとりで迎えるクリスマスって初めてなんじゃないかと朝からぼーっと考えています。でもテクノロジーってやっぱり便利ですよねぇ。ひとりとはいえ、朝からアメリカのAさんとおしゃべりしたり昨日も日本のうちの母に電話したりで、孤独感は特に感じませんね(強がり)。

ちなみにメリークリスマスはイタリア語では「ブォンナターレ」です。ブォンが「良い」でナターレが「クリスマス」ですね。そしてお互いに「良いクリスマスをね!」といいながら交換するのがパネットーネやパンドーロ。甘いドライフルーツが入ったパンなのですが、言語として説明すると、イタリア語で「パン」は「パーネ」ですね。そしてトニーさんという人がつくったパーネがパネットーネ。「ドーロ」は「黄金」なのでパンドーロは「黄金のパン」。訳しているだけで美味しい気がしてきます。

私も今年はいろいろパネトーネやパンドーロ試していますが一番美味しかったのが写真のこれ。クリックするといつものようにフリッカーに行きますので中身なども見れます(写真がショボくて申し訳ないんですけど)。友達のアンジェラがわざわざミラノから持って帰ってきてくれたパネットーネで歴史は18、19世紀にさかのぼるものだそうです。素朴なおいしさってまさにこれだわと思いました。お茶でもカプチーノでもなんでもぴったり。


ところでこのお休みの間(25、26は連休です)、私は「日頃からやりたいと思っていること」をリストにしてみました。「やらなければいけないこと」を入れないように気をつけながら。そしてウィーンで買ってきた美味しい紅茶をたっぷり煎れて、そのリストをひとつひとつこなしていきたいと思っています。その中の重要項目のひとつが読書。日頃読みたいと思っているほど読んでいないのです(仕事でプロジェクト書類とかバックグラウンド書類とかレポートとか読んでばっかりで、ついフィクションまで手が回らない)。さっそく、イタリア語だけではなくて英語の本も豊富にストックされている、アルジェンティーナ広場の本屋さんまで行って以下の本をゲットしてきました:
Next (Michael Crichton)
一応新作は押さえておかないと、ということで。
How to Read a Novel A User’s Guide (John Sutherland)
「エンドースメントの読み方」の章の引用がエンドースメントのところに書いてあってウケたので。
Tuesdays with Morrie (Mitch Albom)
アメリカにいたときにバカみたいに売れていて確かAちゃんのところに泊まりにいったときだったっけ、読んで号泣したのでもう一度読みたくなった。
Ciao Bella (Helena Frith Powell)
イタリア国旗の装丁とベスパのイラストがあまりにもあまりにもあまりにもステレオティピカルだったので。アマゾンにリンクないし、なんか駄作っぽい予感…。
というわけでやりたいことやって過ごしたいと思います。あ、お湯が沸いた。

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