今更感がかなり漂いますが、ワールドカップ決勝の翌日、7月10日に巨大優勝祝賀会がチルコマッシモ(広場)で行われたので、ミーハー丸出しで行ってきました。この写真、私の母に見せたところ「まるでウォーリーを探せ」みたいね、と言ってました。そうですか?すぐ分かると思うんですが。しかもこれにはおまけの話があって、母は、「ウォーリー」を思い出せず、「ドナルドを探せ」と言ったんです。かなり笑いました。多分、原作は”Where’s Waldo?”だったりするので(Where’s Wally?バージョンもあります)、そのワルドが何かに混じったのでしょう。相変わらず笑いを提供してくれる母です。
ちなみにこの写真はチルコマッシモに行った8時過ぎの状況。だいたい3万人くらいはもうすでに来ていましたが、まだ場所もあったしスクリーンもちゃんと見えてました。
そしてこちらが、なかなか来ない選手団を今か今かと辛抱強く待ち続けているイタリア人達です。旗なんてかなり重そうなんですが、きっと大変だったことでしょう。この日は異様な赤い月が出ていてびっくりしたんですが、写真だと普通の白い月になってしまってますね。ちなみに、中央奥に上の方だけちらっと見える、白っぽいビルが私の職場です。ふたつ白っぽい明かりが見えますが、これはビルの外側にかけてある広告幕がライトアップされているところです。ここにはだいたいFAOの活動の一環であるWorld Food Day(10月16日)のことが書いてあることが主なんですが、このときはワールドカップがあっていたこともあって、一人のサッカー少年が立派なサッカー選手になるまでに世界は飢餓と戦えるか?というようなスローガンが書いてあります(だと思うんですがイタリア語なのでちょっと自信なし)。そしてこの群衆、結局最終的には60万人だったらしいですよ!そして熱中症で倒れる人続出だったとか。私は早めに抜け出したので平気でした。
そして11時を過ぎたころにやっと、選手団が到着しました。本当に長かった。写真は多分、左側がトッティですね。でもスクリーンだけではなくてちゃんと本人達がステージにいるところも近くで見ましたよ!感動しました。でもねぇ、イタリア人、みんなでサッカーのテーマソングの「オーッオーッオーッ」ってやつを歌ったり”We are the Champions”を歌ったりしているときはそれはそれで強烈なりに微笑ましい盛り上がり方なんですが、ジダンをあざけったりするときのチャンティングは本当に聞いていてイヤになる内容なのでびっくりします。アメリカだとかなり人種差別的発言にはピリピリしますが、まだこちらではそういうのは黙認されているというかそこまで厳しくないんだなーという雰囲気。「別に本気で言ってるわけじゃないからいいじゃん」という感じなんでしょうか。アメリカでは絶対にありえない黒人差別のあのNで始まる単語がいろんな人の口から(女の子も!)連発されてました。シリアスではないんでしょうけれど。
まあそれはさておき、相変わらずイタリア語はこういうところでも面白いです。まさにローマ字読みそのもの。ジダンはジダーンネだし、We are the Championsも「ウイーアールザチャンピオーンズ」と「アール」を忘れません。かわいい。というわけで、あれからもう2週間も経つというのに、今頃写真をのせてみました。ワールドカップの時期はAさんも来ていたし一緒に楽しめて本当に良かったです。また4年後が楽しみですね。