鳥インフルエンザ論文

2月に「お仕事&タイの研究成果」というタイトルで、週末オーサーとしてEIDへの論文を書いたよというようなことを書いたんですが、私の家族は覚えているでしょうか…。その論文ですが、結局4ヶ月を経て掲載されることになりました。ついにEIDデビュー、正直はっきり言って嬉しいです。といっても前にも書いた通り、レター枠の投稿なのでインチキ論文なんですけどね。掲載は7月号なのでまだなんですが、EIDはAhead of Printといってオンライン掲載をやってくれていて、今オンラインにあります。以下の通り。

Letter to the Editor: Avian influenza risk communication. Emerg Infect Dis. 2006 Jul. [ Online Full-text (HTML) | Full-text (PDF) ]


4ヶ月かかったといっても、実は学術誌にしては異様なスピードだったりするんです。やっぱり感染症系のジャーナルなので素早さが大事なのでしょう。でも私のようなソーシャルサイエンスの結果をあっさりアクセプトしてくれるところを見ると、鳥インフルエンザの人間への感染予防ってピュアサイエンスだけでは絶対無理だということ(ソーシャルサイエンスのほうが大事とすら言える)を専門家がしっかり分かっているということなんだと思います。ちょこっとだけですが貢献できて嬉しいです。私のアシスタントをしてくれたイウちゃんも喜んでくれました。というわけで恒例の(?)論文報告でした。
追記[2006年6月23日]:この論文に早速反応をいただきました。The Communication Initiativeというウェブサイトで、私の論文のサマリーを載せていただいたみたいです。きれいにまとめてあったし、このサイトは私も以前にソーシャルサイエンス系のセオリーやモデリングのリサーチで利用したことがあったので、ここに掲載されてちょっと嬉しい気分でした。お知らせでした。

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