田舎町アルビートへ行ってきました

はっと気づいたらなんだかかなり久しぶりのエントリーになってしまっていますが、おかげさまで楽しい毎日を過ごしています。ここ数日涼しい日々が続いているローマですが一週間前なんて暑くて暑くてびっくりしました。
毎日はだいたいお仕事ですが、5月は週末も充実していました。第1週末はヴィラボルゲーゼに行ったことを書いたと思うんですが、その次の週末はコロッセオの近くのファルネーゼガーデンに行ったし、その次の週末はローマ生まれの友達のLが「ローマを回って遊ぼう」と誘ってくれたのでわーいと思って、当然メトロで行くんだろうと思い込んでいたんですが、クラシックベスパでお迎えにきてくれて、思いっきり「ローマの休日」を生でやってもらいました。といっても行ったところは全然ちがうんですが。つまりベスパで二人乗りでローマ市内を駆け巡った、と、それだけなんですけどね。チルコマッシモの近くのオレンジガーデンやサンピエトロがキレイに見えるところに連れていってくれたし、ランチはヴィラドリアに行ってピクニックしたりなんかして楽しかった。その次の日はトラステベレのキレイなレストランに連れていってもらってAさんが来たときの参考になるのでメモってきました。
その次の週末は友達のCの両親が持っているバケーションハウスがあるローマから150キロくらい離れた小さな町、アルビートに行ったりして楽しかった。単なる小さな町なんですけど、やっぱり「ヨーロッパの田舎町」というのはかなり魅力的ですよね。上の写真が、その町。何て事はないところですが、このフロシノーネというプロビンス(郡)にはこのような人口数千人程度の町が山に沿っていくつかあってキレイなのです。


週末ということもありますが、もともと人口が少ないので町はこんなかんじでがらーんとしていますがかわいらしくしてあって感激です。これはちょっとダウンタウンから離れたところですが、メインストリートにはピアッツァ(イタリア語でスクエアとか広場とか言う意味)が2つあって、それぞれにかわいいバールがあって良い感じでした。村人のいこいの広場という感じ。そのうちのひとつに行って、グリーンハウスのように設計してある店内でおいしいコーヒーとペイストリーをいただきました。わたしはイチゴのタルト。Cはなんだか甘そうなチョコロール、両親のTとRはふたりでチョコクロワッサンを分け合って食べていて微笑ましかった。
山の斜面につくられた町なので、家々をつなぐ道は、この左の写真のような非常に込み入った階段です。でもふしぎなことに、どの階段を通っても下に降りて行けばメインの通りに出るし、上に登って行けば同じ山頂にたどりつくのです。当たり前かもしれないけれど、こういった手作りの階段がかなりの昔にコツコツつくられたことを考えると感動してしまいます。私たちは早朝に到着したので、家についてからすぐにこの階段をトコトコと歩いて降りて行って、そのバールで朝食にしたのでした。おいしいカプチーノとキレイな景色だけで、もうすでに週末を十分満喫した気分になりましたよ!
それからTとRのふたりは、そのバケーションハウスをこつこつと改築するのにとりかかったので、Cと私でまず山の頂上に登りました。というと私の知り合いは「歩いたの!」とびっくりしそうですがちがいます。車です。そして撮影したのがこの写真。クリックすると大きくなりますがパスワードかかっています。ごめんなさい。見えているのは川ではなくて湖なんですよ。とてもキレイな湖があって、この写真のあと無理を言ってこの湖まで降りて行ってみんなでペダル漕ぎのボートに乗ったりして楽しかったです。ボートは30分で4エウロ。そしてみんなでわいわいとしゃべっていたんですがTとRは英語はできないので私はけっこうきょとんという感じでした。もうちょっとイタリア語勉強しないとダメですね。
とまあこういった感じで過ごしています。今月6月はイベントたくさんで私もちょっと忙しくなりそうですが、それなりに楽しめそうなので嬉しいです。もうすぐAさんもやってくる予定だしね!日本のお友達のみなさん、ローマ旅行を是非計画して遊びにきてね!

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