Mission: Impossible III

20060517_mi3.jpgMission: Impossible III (2006), (A-)
ローマと上海が舞台という今回のミッションインポッシブルですが、先週見に行ってきました。もちろんベルジオネオリジナーレ(原語バージョン)。内容が期待以上に良くてびっくりしました。相変わらずトムクルーズがファニーランしてましたが(胸を張って肘を90度に曲げてガンガン振りながら全速力で走る)、やっぱりハイライトはバチカンでしょう。あのツーリストに化けた彼が、あんなにサクッとバチカン美術館に入れたのは奇跡以外の何物でもありません。いつもものすごい行列なのです。そしてその前にDHLの作業員に化けていわゆる「外国人の目から見たステレオティピカルなイタリア人」というのを演じてくれるのですが、それがまさに「私の目から見たイタリア人!」という感じで笑えました。でも一緒に行ったイタリア人の友達はそんなに楽しんでなかったかも。「あんまり笑えないジョークだ」と言ってました。まあ、「日本人」と言っただけなのに、「オー、サムラーイ、ゲイシャー、スーシー」と言われるようなものだと思えばよいでしょう。私のイタリア人の友達は「あー、イタリア人だというとすぐ、パスタだ、マフィアだ、ジゴロだ、と言われるのに飽きた」と言っていたので、そういうものなのかもしれません。まあ嫌な気がするなんてことはないんでしょうけれどね。あの、両手の手のひらを上に向けて小指サイドでぴったりとくっつけたまま腕を上下させてワーワー言うのはイタリア人独特ですね。「あははは、イタリア人だー」という感じで笑えます。ステレオタイプに見ていて申し訳ないですけどね。
映画自体はアクションとしては3つの中で一番良かったと思います。プロットは1作目になかなか勝てないですよねぇ。でも確実に2より良かった。お勧めです。トムクルーズが好きな人にも嫌いな人にもどうでも良いひとにも。テベレ川をバチカンからサンタンジェロ城までジェットボートで下るシーンはローマ在住者としてはとても嬉しいシーンでした。
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