チェントロ散策

ローマの中心部のことをCentro（チェントロ）といいますが、今日はAさんとふたりでとりあえず、コレといった行き先は決めずにチェントロを歩いてみよう、ということになって出かけてきました。
まず朝食をとらずにフラットを出て、近くのバールで朝食。私のフラットの近くには少なくとも５、６コのバールがあって、そのうちのひとつがちょっとアメリカっぽい（？）バールでコギレイでちょっと気に入っていて（本当はイタリアらしい古くさいバールも好きなんですけどね）、そこに行ってカプチーノとクロワッサン（こちらではコルネッティということが多いですね）を立ち飲み食い。イタリアのバールでは、テーブルに座ると席代をとられるので私はだいたい立ったままが多いです。セコい感じもしますが、私はローマに来てからバールがあまりにも好きになったので、毎日行ってしまうことを考えると空間代を払うのがちょっともったいない気がするんですね。でも私が住んでいるあたりの空間代は比較的安いです。チェントロでバールに入って座ったりするとすっごく高いんじゃないでしょうか。

それから地下鉄に乗ってとりあえずコロッセオの駅へ。そして駅を出てすぐバスに乗ってベネツィア広場へ。そしてそこから歩いて、土曜日の午前中だけ開いているというコロンナ宮殿（美術館）へ行ってきたのでした。あのRoman Holidayでのラストシーンに使われたというあの大広間ですね。アートもたくさんあったんですけれど、何より、その宮殿の美しさに感動しました。さまざまな種類の大理石に、天井のカラフルな芸術、シャンデリア、などなどなどなど。ローマの休日を観ると、白黒なので宮殿も白黒なイメージがありますが（私だけ？）、わりと色とりどりの美しい宮殿でした。日本人観光客もたくさんいて、やっぱりみんな土曜日に開いていることを把握しているんですね！
美術館を出てからは、私はとある理由で本屋さんに入りました。目指すものを発見して購入。銀行で口座を開いて、バンコマット（デビットカードのようなもの）をもらってからというもの、全てのお買い物がバンコマット＋PINでできるので便利です。それからMANGOでセーターを買いました。私、よーく考えたらいわゆる冬物の服というものをひとつも持ってきていなかったので、特に寒い日、というのはちょっと困っていたのでひとつセーターがあればな、と思っていたんですね。セールで28ユーロでした。ローマにもMANGOあるんだなという感じ。そういえばバンコクでは大大大人気でした。日本でも人気あるんですか？
ひとつ買物をして勢い付いた私としては、この午後はいわゆるショッピングストリートに行こう！とAさんにお願いして、かの有名なヴィアデルコルソ（コルソストリート）に行ってきました。私は東京で姉と一緒にショッピングしたときに買ったイタリアのソックス（太ももまでのあのセクシーなやつです）が非常に気に入ったので、ローマに来たらたくさんソックスを買おうと思って気合いを入れていたんですけれど、この通りにたくさんソックス＋ランジェリー屋さんがあって、そのうちのひとつ、Calzedoniaというかなり安い感じのお店がにぎわっていたので入ってみたら、安いのにカワイイ＋セクシーなソックスがいっぱいあって普通に立ちくらみしました。
そこで２足かわいいソックスと、２つレッギング（黒いフィッシュネットのものと、グリーンの編み込みのもの）を買って合計22エウロでした。やすーーーーい。日本だとひとつ２千円はする。まあ、私も「安そうなところ」に入ったから安かったんでしょうけれどね。
それから近くに大きなZARAがあるんですけれど、そこで普通のスペイン風シャツとスパンコール付きの青いTシャツを買ったんですが、バーコードのミスで、19.90エウロのTシャツがなんと3.90エウロと表示され、そのまま処理されました。ラッキー。それからヴィアデルコルソを曲がって有名なコンドッティ通りでウィンドウショッピングをして（だってMANGOやZARAで買物する私ですから、コンドッティのお店に入れるわけはないのです）、現在大掛かりな改装＋工事中のピアッツァスパーニャ（スペイン広場）でイタリアンチェストナッツ（焼き栗）を買って（200g５エウロ！高い！）もぐもぐ食べたあと、その嬉しい気持ちのままバスに乗ってフラットに帰ってきたというわけでした。ああ楽しかった。フラットに帰ってきてからすぐAさんは同じブロックにあるスーパーに行って食材を仕入れに行ってくれて、これから明日までのんびりしようというところです（これだけ買物したんだから当たり前）。チェントロを満喫して楽しい土曜日でした。