VittorianoへManet展を見に行く。

土曜日だった昨日はイタリア人の友達ClaudioとDa Micheleというリストランテでランチしたあと、しばらくローマの街を散策しました。いろんな遺跡や噴水や、息を飲むほど豪華な建物を見て回ったんですが、私とした事が、ランチだけと思って出かけたためにカメラを持ってなかったので写真を撮ってないんです(注:このページの写真は後日もう一度行って撮影したものです)。でもまあここにしばらくいることだし、そのうちシャッターチャンスは訪れるでしょう。そして夕方頃にベネツィア広場にある、ちょっぴり場違い感の漂うVittorianoに行ったんですがぎりぎりで入れず残念。Claudioの髪はダークではなくて金髪に近いライトブラウンなのでイタリア人に見えないらしく、セキュリティーの人に英語で「もう終わりだよ」と言われていて笑えました。リストランテでもどこでもいつでも何故か英語で話しかけられるそうです。ローマっ子なのに。そしてそのあと「どうしても行きたいところがあるからつきあって」と言われて行ったのが併設されている美術館。日曜日までのエキシビジョンでマネの展覧会があっていたのでした。


20060205_manet.jpgフランス人のマネですが、スペインやイタリアから強烈な影響を受けていたらしく、その影響についてフォーカスしてある展覧会でしたが、中国や日本の影響も受けたと知られる人ですよね?きっととても感受性の豊かな、いわゆる芸術家だったんだと思います。その中でやっぱり一番目を惹くのがこの有名な海と船の絵画でタイトルは”The Steamboat, Seascape with Porpoises”というもの。これはイタリアのボローニャにマネが行ったときの風景を後で描いたものということ。太古から絵画のモティーフとされていたイルカの群れを描いているところが巨匠の巨匠たるゆえんで、マネは海の印象派としても有名だそうです(クラウディオ談)。他に私が好きだったのは、やはり専門としていたポートレイトやエッジングなどの作品でしょうか。この展覧会にはいろいろなところからマネの作品が集まっているみたいですが、上の絵はPhiladelphia Museum of Artから来ているらしく、そのサイトにはオンラインギャラリーもありましたので興味がある方はどうぞ。
こちらそのVittorianoをフォロロマーノの遺跡側からとったもの。手前にその美術館部分が見えるでしょうか。このマネ展覧会の入場料は実は9エウロ。でも私たちの前に並んでいた人が、「割引券あげる」といってくれたのでそれを使ったらなんと50%オフでした。というわけで4.50エウロでマネが見れたことになってすごく得した気分の私。そして夕方は私は別の約束があったのでその展覧会のあとは帰ったのですが、たくさん歩いてちょっと疲れたけれど初めての土曜日を楽しく過ごせて良かった。日曜日の今日は身の回りの事(お洗濯とかね!)などを済ませようと思います。そしてイタリア語もがんばらなくっちゃ。

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