タイ語を5ヶ月間勉強してみて、そして習得に失敗してみて、もうちょっとできるようになりたかったなーと思っていました。もちろん、実際ちゃんと先生について勉強したのは3ヶ月くらいだったし、3ヶ月で普通にしゃべれるようになろうだなんて野望だし、どれくらい出来るかは分からなかったんですが、それをしても、やっぱり自分が期待したほどはできるようにならなかったなーと残念に思っていたんですね。ですが、今回本腰を入れてイタリア語を勉強しようと思って、6月頃から、日本ではNHKのテレビイタリア語会話のテキストを買ってきて一生懸命見たり、アメリカでもテキストやオーディオテキストを買ってきて勉強したりしていたんですが、先週、そのテキストのうちのひとつの、”Introduction”のところをぼんやり眺めていてハっとしました。すごく意訳ですけど日本語で書いてみます(写真はそのテキストのカバー)。
- 語学習得の一番良い方法は、「シリアス」に「プロジェクト」として取り組むこと。
- たとえば30分なら30分、最低時間というのを決めて、かならず「毎日」やること。
- Regular studyというのが鍵です。
- 全然上達しないなぁ、と思っても辛抱強くやる。
- 「できた」と感じる日と「できない」と感じる日はかならずある。
- ひとつのトピックに関して「できない」と思っても辛抱強く、自信が持てるまでやる。
- 言語習得は、運転技術習得に似ている。
- 運転についてテキストを勉強するのはとても大事だけれど、実際に運転してみないと、どうやって車をコントロールするかは身に付かない。
- 大きい声で繰り返ししゃべってみる(家族には前もって忠告しておこう)。
- 一緒に学ぶ人がいれば上達も早い。
- ひとりよりはふたりのほうが確実に上達する。
- 言語を耳で聞くことは非常に大事。CDやインターネットを利用してその言語を母国語とする人の声を聞こう。
- 車の中、ガーデニングをしている外、部屋の中、常に音楽のようにその言葉のCDをかけると効果がある。
- テキストはしまいこまず、つねに近くに置いておく。
- 復習は非常に大事。時間をかけて復習をすると必ず記憶に残る。
って書いてあるんですが、私がハっとしたのは、とにかく一番最初の部分。「シリアス」さが足りないのでは、ということです。これを読んでからは毎日1チャプターずつやって、Aさんも巻き込んでふたりでお互いの名前なんて知り尽くしているのに、Come si chiama?なんてバカげた会話をしてますが、それまでは、「やんなきゃー」と思いつつも日々のことに流されてやったりやらなかったりで、そういう姿勢がダメなんだと思いました。とにかく「毎日」「シリアス」に、ということで頑張ろうと思います。イタリア語に限らず、英語だってタイ語だってきっとそうですよね。
それにしても日本は語学番組が充実していて良いですよね。NHKのイタリア語会話は遠藤久美子さんすごくカワイイし、パパイヤ鈴木さんのダンスで覚えるイタリア語もまったりしてて楽しくて、すごく好みでした。今から日本に帰って母のHD-DVDに録画されているのを見るのが楽しみです。