a drink in a bag.

bagそんなに大騒ぎするようなことでもないんですが、タイは意外にもアジア最大のプラスチック(いわゆるビニール製品ですね)消費大国だったりします。で、アジアに行ったことがある人はみんな知ってることですが、飲み物を買うと、ビニール袋に入れてくれることも割と一般的ですね。私はタイに行くまでそんなこと知らなかったので、初めて見たときは「!」となってしまいました。どうしても、ビニール袋の中の飲み物、という部分で脳が理解するのを拒否するんです。
でもよくよく考えるとペットボトルだって同じ原料といえば原料(厳密には違うのかもしれないけれど)。小さくして捨てる事ができるだけ、ビニール袋のほうが良いのかもしれません。ちなみにタイの人はビニールの中の飲み物は当然ストローをさして飲みますが、ペットボトルを購入しても、やはりストローで飲みます。直接飲もうとするとなんとなくお行儀が悪いようなイメージがあるみたいなのでちょっぴりご注意を。とかなんとかいっても、これは女の子だけの話で、普通に直接口をつけて飲んでいるタイ人もいっぱいいますが。


aew飲み方としてはこんな感じですね。飲み方といってもそんな正しいものがあるわけでもないんですが、普通にさしてもらったストローで飲むだけです。モデルはイウちゃんです。ああ、イウちゃん元気にしてるかしら。ところで彼女が飲んでいるのはタイアイスコーヒー。なんだかすんごく濃い煮だしコーヒーに、これでもかとばかりに砂糖を入れて溶かし、それにまたこれでもかとばかりにコンデンスミルクを入れるのです。そして氷の中にいれるとあら不思議、タイコーヒーの出来上がりというわけ。私が飲んだのは一番上の写真(手は私の手です)のタイアイスティー。「ティー」=「チャー」、「ミルク」=「ノーム」、「アイス」=「イェン」、「タイ」=「ターイ」というわけで、「チャーノームイェンターイ」で買えますので、タイにいらしたら是非頼んでみてくださいね。街で色とりどりのボトルを立てていたり、銀色の煮だしポットのようなものがある屋台は飲み物屋台です。「コー」が「下さい」という意味なので、「コー・チャーノムイェンターイ・カー」というと作ってくれます(男の人は最後はカッ(プ))。
prep頼むとこうしてグラスの中に熱い煮だし紅茶と砂糖を入れてよーくスプーンで混ぜてくれるんですね。砂糖を入れるスプーンはおなじみアルミのレンゲってところも笑えますが、そのレンゲで2杯くらい入れるので見ていてぎょっとします。手前にはオリジナルシロップなどもありますね。煮だし紅茶の銀色のポットが写っていないのが残念ですが、上のほうのイウの写真の右側のほうにちょこっとだけ見えているのが分かるでしょうか。こういう昔ながらのポットなのです。そしてこれにさらに牛乳とコンデンスミルクを入れます。たくさん入れるのでこれも見ていてびっくりします。そして後ろに見える赤いクーラーボックスが分かるでしょうか?あれに、一人用のビニール袋(手提げつき)に一人分ずつ氷がはいってぎっちりと詰めてあるんですねぇ。
sainomグラスの中で、「もういいよ!」と叫びたくなるくらいたくさんコンデンスミルクを入れたのに、袋にドリンクを入れたあとも、さらにコンデンスミルクを入れてくれる屋台のおじさん。最後のほうは私ももう抵抗せず、にこにこして見てました。でもにこにこして印象よくしすぎると、さらにサービス!とばかりにどんどんコンデンスミルクを入れてくれるらしいので微妙な注意も必要かもしれませんね。そしてお金を払って(この屋台ではイウのアイスコーヒーと私のタイアイスティーを合わせて20バーツ(57円)でした)、嬉しげにイウとふたりで飲みながら歩いていたら、アメリカ人らしい観光客の子供が、私を指差して大きな声で、”Look! A drink in a bag!”と言ったので笑えました。そうですよねぇ。初めて見ると叫びたくもなります。アイスコーヒーやアイスティーならまだマシですが(?)、ときどき真っ赤なフルーツパンチのようなものや、真緑色の何だか分からないものを飲んでいるタイの大学生なんかもいるので、ぎょっとさせられてしまうのです。
というわけで小さなカルチャーショックをちょっと思い出してみました。

2 Replies to “a drink in a bag.”

  1. Masamiさん、こんばんは。
    ビニール袋の中の飲み物!これってかなり衝撃的です!
    確かにMasamiさんの仰るとおり、ペットボトルと同じ材料で出来ているわけですから、飲む上では問題ないのかもしれないけど、これはかなりビビりますね。
    あたしはコーヒーはお砂糖が入ると後で「おえー」ってなってしまうので、タイに行ったときはこれを頼まないように気をつけようとます。あ、でもやっぱり一度は体験してみたいかも・・・。

  2. soraさん:衝撃的ですよねぇ。私も初めて見たときはかなりぎょっとしました。タイでは「マイサイ〜」という「〜を入れないで」という表現を、私は一番最初に覚えましたよ。砂糖は「ナムターム」なので「マイサイナムターム」を連発すると良いかもしれません。でも煮だしコーヒーなのでかなり濃いので意外とお砂糖慣れてくるかもしれませんよ。暑い国なので、カロリーが必要なこともあって、私は最後のほうはお砂糖たっぷり入れてました。一度是非タイ行ってみてくださいねー。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *