Syriana

20051221_syriana.jpgSyriana (2005), (A-)
アメリカに帰ってきたし、キングコングでも観ようよ、なんて言ってたんですが、突然こんなシリアス且つコントラバーシャルな映画を見たい気分になってしまって、ベルビューのリンカーンスクエアに新しくできた映画館で見てきました。私はバンコク滞在中、タイ人に比べて格段に英語が通じるという理由で、インド系の人々と仲良くなることが多かったんですが、その中にでも、マスリムの友人が大多数でした。彼らとは普通の下らない話だけではなくて政治のことや、今まで「遠い異国での出来事」だと思っていたようなイスラム文化のことなども一緒に話したりすることが多かったので、自分でも驚くほど彼らの文化に興味を持ったり、さまざまな問題を少しでも多面的に見よう、とすることができるようになったのは良かったな、と思っていたんですが、この映画のセオリー、私が話したほとんどのマスリムの青年達の観点とほぼ同じだったので、ああ、やっぱりそうか、と思いました。いや、肯定しているという意味ではなくて、合っているか合っていないかは別問題として、こういうふうに見ている人があちら側はほとんどなんだな、と確認した、ということなんですけどね。それにしてもマットデーモン良かったですねぇ。いやリアルライフでもですが(結婚)、このストーリーの中でも、ホント、危ないところでした。私はこの映画はいろいろな意味でおすすめだと思いましたよ。こういう話を誰かから聞いておくのは意外に大事なことだと思うから。特に私なんかはアメリカに10年住んでいるのできっと情報も偏っているだろうし。邦題も同じく「シリアナ」だそうです。
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