ため息をつきたくなること。

ちょっと今日はイヤなことを書くので、イヤな気分になりたくない方は、読むのはあまりおすすめしません。
今月末のツーリストサーベイに向けたドラフトを昨日やっと書き終わり、今第1回目のリビューに回しているところで、他にもやることは山積みなんですが、今日はちょっと用事があってシーロム通りまでうっかり行ってしまって、カフェもりだくさんのサラデーン駅周辺で、やめておこうと思ったのにやっぱりカフェに入ってしまいました。窓際の席に座ってアメリカーノをいただきながらぼけーっと外を見ていると、本当にいろいろな人が歩いています。

• スペイン語で大声でわいわいと楽しそうに話す中年夫婦の団体ツーリスト。
• 微妙に指先だけふれあわせているキュートなタイの若いカップル。
• ガッチリとした身体にピチピチのTシャツを着て、マニキュアを施した指で握ったピンク色の携帯で話しながら通り過ぎて行く美しいタイ人のゲイの男の子。
• 金髪のくたびれたオヤジに寄り添った細くて小さい少女のようなタイの女の子。
• ありえないほど汚い格好をしてゴミ箱から、空のプラスチックコップを拾い上げるホームレスの青年（多分お金をもらう入れ物につかうんでしょう）。
• そして、日本人の、思わず顔を背けたくなる親父団体。

いやぁ、こういう団体がいるってことはタイに来る前から何となく話に聞いてはいたんですが、シーロム通り、今は観光地となっていて、昔ほど悪いイメージはないけれど、特にゴーゴーバーの多いバッポン通りを、ツアーのタグをつけたウェストポーチをつけて、とってつけたような白いポロシャツを着て歩く５、６人の団体の50代から60代後半と思われる日本人男性のご一行様。本当にいるんですねぇ。今までこの周辺には合計５、６回しか来た事はありませんが、ここに来る度に昼だろうが夜だろうが、必ずこういう団体をひとつは見るので、かなりの数がいるんでしょう。
大声で、まるで「我が誇り」か何かのように、「昨日の夜は〜〜でこんな娘がいてなんたらかんたら」「〜〜は安いのに、そのへんにいそうな女の子がいてなんたらかんたら」と下品な笑いをしながら歩いてくるご一行様。今日は私はうっかりスカートをはいて歩いていたんですが（お姉さん、一緒に買ったあのカワイくて安いスカートよ）、そのご一行様に遭遇したときに、私を日本人と思ったのか思わなかったのか、一応小声で「お、出勤かな」と言われました！ムカ。ありえない。泣くほど悔しい！
そうしたら、本当にタマタマ、その瞬間に私の日本人のお友達から携帯に電話がかかってきたので、もうここぞとばかりに、日本語で大声で「もしもしーー！」と出てやりました。そしたら皆さんハッとした顔して足早に去っていきましたよ。あーやだやだ。恥ずかしがるくらいだったら来るな！
タイの人に聞くと、「まあ、世の中需要と供給で成り立ってるからね」だとか「ああいう女の子が一般のタイの女の子だなんて思わないでしょ？だって、それって日本の風俗の女の子たちが一般の日本の女の子だと思うことと同じだから。私たちは別に気にしてないよ」なんて言ってますけどね。あーあーあ。でもねぇ、わざわざタイにこのために来ている日本人のおじさんたち、ちょっと、お願いしますよもう。本当に。「ヘドが出る」って表現がぴったりです。いろんな意味で、恥ずべき人っているけど、私の人生で見た人の中で、アナタたちがもう本当に、一番下品ですよ。