私が住んでいるところから、実は徒歩で１５分くらいのところに、タイ初の公式なナイトバザールがあります。スアンルムナイトバザール。Suan Lum Night Bazaarです。ここは行ってみてもその大きさがピンとこないのですが、私の大好きな週末だけのチャトゥチャックよりは小さいけれど、毎晩開かれているその夜ならではの不思議な魅力のあるマーケットです。徒歩で１５分、と書きましたがBTS（電車）とMRT（地下鉄）を乗り継いで行けば、駅の目の前にバザールが現れるので、とても便利なところにあります。チャトゥチャックはどちらかというと、タイ人を対象に始まって、今や観光地になってしまった、という気配のあるマーケットですが、このスアンルムは完璧に観光客対象です。商品も多少チャトゥチャックより高めかも。でも、物によってはチャトゥチャックより安いものもあります。あとは値段交渉の腕次第というところでしょうか。私はこの夜の市場という雰囲気が結構好きです。
先日Hが遊びに来てくれたときにも、当然のようにここに案内しました。写真は、そのスアンルムナイトバザールの中にある有名なタイの伝統人形劇場のジョールイスパペットシアター（Joe Louis Puppet Theater）のものです。ここは劇場は500バーツで入場でき、タイ語ですが、伝統のショウを楽しむことができます。
そして観光地に付き物の、「無理矢理撮らされた写真を最後に買わなきゃ！という気持ちにさせられる」というおまけもあります。でもタイシルクのキレイなフレームがついて、300バーツ（850円）といったところなので、日本の金銭感覚からいうとそんなに高い気分がしないのです。私はいつも書いているようですが、デジタルイメージで「これはどうですか？」といわれると、別に買わなくてもいいかな、と思うけれど、こうして一度プリントアウトされてしまうと、うーん、と悩んだ末買ってしまうのです。翌日に食べ物のゴミなんかに混じった私のにっこり写真が捨てられている姿を想像して耐えられなくなってしまうのです。私、完全にこういうマーケティングに弱いってことが分かりました（写真はクリックで大きくなりますが、パスワードかかってます。ごめんなさい）。
でもこうしてお部屋に飾ってみると、結構良い思い出になったなぁと思います。この日は以前にも書きましたが、この劇場の外についているレストランでタイ料理三昧でした。このレストラン、実はよくテレビなんかに出てくるんですよ。青と白を基調としたセラドン焼きの美しい食器で出て来て、味もなかなか美味しいのです。タイに観光に来る方は是非、このスアンルム訪れてみてください。「お約束」という感じで楽しめると思います。タクシーやトゥクトゥクも夜中までたくさんいるので、帰るのにも不便はないと思いますよ。