バンコクの超トレンドなSiroccoでランチ

sirocco私が住んでいるところから、徒歩5分ほどいくと”The Dome“の愛称で親しまれている高層ビルがあるんですが、それは最上階がドーム型になっているからその部分をレストランにして、3、4つくらいのレストランを総称して「ドーム」というんですね。それで先日Aewと二人で正装する機会があったので(この話はまた後ほど)、その帰りに「せっかくこんな正装してるんだから、正装しなきゃ入れないレストランに行こうよ」ということになって、このドームにあるSiroccoというイタリアンレストランで食事してきました。写真がそのドームから見下ろすチャオプラヤ川とバンコク西部。こうやって見ると、バンコクには意外に高層ビルがないねぇ、という気分になりますが、なんといってもここは64階なのです。うちから徒歩5分はちょっと近すぎて、道路からは全体が見えないビルなのです。あ、ちなみにビルの名前はState Towerといって、1階にスターバックスがあるので、シーロム通りを歩いていれば、結構すぐ分かると思います。遠くから見ると一発であれだ!と分かるんですけどね。ドーム部分が金色だし。
そしてお料理最高です。こまかーい好みに合わせてくれるし、デザート、コーヒーまでついていて私はすごく満足でした。いたれりつくせりのサービスも良かった。予算はランチ一人900B(2550円)というところなのでタイの人から見たら目が飛び出る金額のランチですが、最後なんて、案内してくれる人が、自分の成績になるからなのか何なのか分かりませんが、自分個人の携帯の番号を教えてくれて、「来月の灯籠流しの日のディナーに窓側の席が良ければとってあげるから電話してね」といってくれました。11月のチャオプラヤの灯籠流しは日本でいうクリスマスイブなのです。カップルの日。みんなゴージャスディナーでチャオプラヤから上がるゴージャス花火を見て愛を確かめるとか。いいですねぇ。


chaoprayaその「ドーム」の最寄り駅、BTSサパーンタクシン駅の裏にあるサトーンピアーという船着き場から階段をせっせと登ると、実は、タクシン橋に登れちゃったりします。Aewが「ここは歩いて渡れるんだよ」と高速道路のようなものを指差して言うので、「うそでしょう〜」と失礼なことにてんで本気にしていなかったんですが、あんまりAewが「すごいキレイなんだよ!」と力説するので、じゃあ、と思って登ってみました。そしたらこの写真。チャオプラヤ川がばーーーっと広がって一瞬言葉を失いました。
日本の方なら分かってくださると思うんですが、私、実は初めてチャオプラヤ川を見た時、「危ない」と思いました。だって、この色、この波、もし日本の川がこんな感じになってたら「洪水寸前」じゃないですか?「うわー水位あがってるね〜」という感じじゃないですか?でも実はこれはチャオプラヤの普通の顔です。そう思ってみると、あっという間にこの景色に慣れて、なんというか、カフェラテ色のこの川も悪くないなぁと思い始めました。しかもこの日は上からばーっと見渡せたので、写真で180度載せることができないのが残念ですが、とっても美しいと思ってしまいました。
shangrilaこちら同じくタクシン橋から見下ろしたバンコク側にあるシャングリラホテル。川の西側は、トンブリー県なのです。真ん中の白いのがシャングリラホテルのシャングリラウィング。右手前でちょっと切れているのがクルンテップウィング。実はクルンテップウィングのほうが新しいんですが、ロビーから遠いので人気がないようです。私の家族はこのシャングリラホテルに泊まったんですよ(私の家族のみなさんもうすでに懐かしいでしょう!)。白い船の近くに見えるタイ式のオレンジ色の屋根の部分はシャングリラホテルが誇るタイレストラン、サラティップです。私たちも行きました。外の席と中の席と選べますが、チャオプラヤ川を眺めながらの夕食はとても思い出深いものになりました。食事も、チリが全くダメな私の両親のために、前もって「辛くない物を」とお願いしておいたんですが、タイ料理なのに、薬味以外は全く辛くなく(薬味をつかわなければチリは一切れも口にすることはないはず、といわれました)、辛いものがダメな人にもおすすめのレストランです(「辛くない」=「マイペッ」という言葉を覚えておく必要があります)。しかも辛いものが欲しい人は薬味をガンガン入れればいいだけ、という感じ。かなりオススメです。夜8時前後にはタイのスローダンスがそれぞれの席をまわりながら踊ってくれて、それも良かった。
ところで前に私の通勤はこうやってます、というような内容のことを書いたんですが、実は贅沢なことに、その通勤しているオフィスの他に、私はもうひとつチュラロンコン大学にオフィスを持っています。というのは、私はリサーチャーとしては、Allied Health Science Faculty(健康科学学部)という学部で客員研究員ということになったんですが、私の研究が開発援助の目的の研究費で行われていることから、実は経済学部にもコンタクトし、チュラロンコン大学の経済学部の中にある、食品安全のプロジェクトの客員プロジェクトコンサルタントとしても籍をおかせてもらえているのです。チュラロンコン大学の経済学部といったら、もうそれはもうエリート中のエリートが集まる学部なので、行く度に「うわーこの人の話をそういえばこの前農業省のオフィサーから聞いたよ」と思うような教授がウロウロしています。
で、そこへの通勤はちょっと複雑なので(そうでもないけど)書き留めておきますが、まずBTSシーロム線でサラデーン駅まで行きます(お姉様、お義兄さま、先日ナイトバザールに行ったときに乗り換えた駅ですよ)。そしてMRT(去年開通したばかりの地下鉄)に乗り換え、サムヤーン駅まで行きます。そうすると、チュラ大経済学部のすぐ裏といっても良いところに到着するのです。サムヤーン駅には「チュラ大出口」というものがある(2番出口)ので、そこから出て徒歩5分でオフィスに到着するのでした。経済学部は伝統がある分、とっても古く、オフィスもかなり、ガタがきていて、天井が低く(私は168cmですが頭が当りそうになります)、エアコンの効きもちょっと鈍いので、よっぽどプロジェクト関係の用事がない限りは、もっぱら健康科学学部のほうに行きますけれどね(となりが超ハイテクなラボのつまった研究施設なので、ちょっと誰かに分析をお願いするのもラクなのです)。
ところで今日の夜から友達のHがバンコク入りです。彼女を迎えるためにここ数日みっちりと仕事をしたため、更新が2日開いてしまいましたが、今夜から彼女と楽しくバンコク満喫(また!)しようと思います。

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