ワット・ポー

タイのガイドブックには必ず出ている写真ですね。有名なワット・ポー(Wat Pho)の涅槃仏です。これまたギラギラです。これは、ガイドさんの説明によるとレンガで出来ていて、その上に丁寧に金箔を塗っているとか。常にちょこちょこいろいろなところを修復中みたいです。この日は何故か涅槃仏像さま、頬にキズがあるんですけど。頬に傷があるだけで、やたらと人相悪くなりますね。あ、人相じゃなくて仏相か。タイの仏像などを見て思うんですが、インドはもちろん、特に中国の影響を受けているものが多いんですが、目だけは「タイ人の方が大きい!」という何かがあるんでしょうか、仏像さまもみんな私の意識の中にある仏像さまより目が大きい気がします。日本の仏像って目をつぶっているのが多いような。あ、あれはお地蔵様か。ん?今日本の仏像を思い出せません。どういうのだったっけ…。
でも涅槃仏って、確かお釈迦様の最期(?)を表したもの、というイメージがあったんですが(私の記憶違いだったらどなたか教えてください)、普通に「さあお昼寝しましょうか」というような表情に見えますね。死なんて怖くないってことでしょうか。


こちら全体像。全体像っていっても、もはや分かりませんね。えーっとサイズは全長46メートル、高さ15メートルだそうです。そしてこの涅槃仏がおさめられている本堂そのものが、そのサイズいっぱいいっぱいしかないので、全体像を自分の視野に入れることはほぼ不可能です。私が写真をとったこのポイントで撮るしかないような気がします。
ワットポーは、タイ古式マッサージの発祥の地でもあります。発祥の地?今自分で発祥の地と書いておいて、自分で不安になりました。いや、発祥じゃないかもしれません。一応「総本山」ということにはなっているはず。たくさん、タイ古式マッサージのポーズをとった像が外に置いてありました。マッサージは街角のマッサージ屋さんくらいのレベルのお値段でかなり本格的な(つまり痛いらしい)タイ古式を体験できるということで毎日大行列の大人気ということになっています。どうやらワットポーの中に2カ所、マッサージのところがあるらしいので(どちらも同じ)、肩こりに困っている方は是非どうぞ、といったところでしょうか。私は、ちょっと自慢しちゃいますが、今までの人生肩こり知らずなので、マッサージしてもらうとかえって調子が悪くなったりするのであまり興味がないんです。でも、私実は数年前まで頭痛知らずで、「私、頭痛ってわからないのよねー」と調子に乗ってイヤな感じを振りまいていたんですが、ある日「これはなんなんだ!」と死ぬ恐怖まで味わったほどの痛みを頭に感じ、「これが頭痛か!」と思い知らされたので、きっと肩こりもそのうち、時がたてばスゴいのが来るものなのかもしれません。
こちらはその涅槃仏の足の裏。強烈な扁平足です(失礼)。でもその扁平足にもどうやら理由があるらしく、「超人」というのを表しているとかいないとか。この足の裏に描かれているのは、バラモン教の宇宙観を表した図が貝殻で描かれているそうです。108コあるらしいです。数えませんでしたが。でも貝殻がとてもキレイでうっとりです。ちょうど西日が差し込んできていて、キラキラしていました。
私はここで体を投げ出してワイを3回やる、というタイ式のお参りをしてみました。やってみたかったんです。どんな気分になるか、試してみたかったんです。ちょうど周りに誰もいなかったし、よし、このチャンスを逃したら、恥ずかしがりの私がタイの仏像の前であのちょっぴり派手なお参りを試すチャンスはもうない!と思って、思い切ってやってみました。私の家族もちょうどコーナーの陰にいたので本当にひとりっきりでやってみました。そして体を前に投げ出したら額を思いっきり床にぶつけて、目の周りに星が飛びました。でもそのせいかもしれませんが、その直後にワイをしているときに、急に周りが暗くなったような感じがして、自分がふわーっと浮いた感じがして不思議でした。あの「体を投げ出す」というのは額を思い切りぶつけるためだったのか!と思ってしまったほどです。でもちょっと痛かった…。
さて、話は全く変わりますが、今日、すっっっっごく嬉しい招待状がEMSで送られてきました。ああ、すごく嬉しい。こんなイベントに招待されるなんて、私、ラッキーすぎる!!ということで、そのうちにそのイベントの感想などもここに書けると思います。楽しみです。何を着て行こうかな。

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