タイといえば

さて、昨日のお料理ですが、この材料を使ってあるものを作りました。ミニクイズみたいですが、何だと思いますか?まな板の上に載っているのは一口大のチキンですね。上のお皿に並べてあるのは(あ、並べ方的にはGirl with a Pearl Earringを意識してみました。リンクは映画の感想ページなので、映画だけを見た人は「「?」という感じかもしれないですけれど、原作の冒頭ではこの、野菜の並べ方についてかなり詳しい描写があります。映画でもイントロのところでスカーレットさんがせっせと野菜を並べているシーンだけは無言だったけれどあったような気がする)、時計回りにトマト、ホンデーンと呼ばれるワケギ(みょうが?)の一種を細く刻んだもの、バイマクルッと呼ばれるライムの固い葉っぱ、マッシュルーム(しいたけマッシュルームって書いて売ってあったけどどう見てもしいたけには見えない)、レモングラス(タイ語ではタックライと呼ばれます)です。さあ何でしょう。「タイといえば」というタイならではのものです。世界3大スープのひとつとも言われます。


って、ひっぱった割には写真がかなりショボくて本当に申し訳ないんですが、そうです。トムヤムスープでした。トムヤムクンの「クン」はえびのこと。私はチキンを入れたので、「鶏肉」=「ガイ」なので「トムヤムガイ」が正式な料理名でした。伝統的なスープにしては、作るの結構簡単でしたよ。お味噌汁と同じノリでした。材料をそろえる買い物が面倒かな?とも思ったんですが、なんとタイのスーパーであればどこでも(タマにお野菜屋台でも)、「チャットムヤム」と呼ばれる、いわゆる「トムヤムスープセット」といったものが売ってあるんですよ。私が購入したのは、レモングラス、ホンデーン、バイマクルッ、タイチリ、ライムの入ったセットで5、6人分くらいで18バーツでした。高いのか安いのか、最近さっぱりわかりません。でも日本の感覚だと安いですよね。できあがったトムヤムガイ、好みでナンプラーを入れて(また!)、ライムを絞ってさわやかな味にして食べます。日本人はうっかりレモングラスやバイマクルッを食べそうになっちゃうんですが(私はそうでした)、これはタイの人々は器用に避けながら食べるんですよ。実際、タイ人と一緒にトムヤムスープを頼んでも、5、6人で出かけたときですら、スープのお鍋が空になったことはありません。みんな微妙に残すんですよね。嫌いってわけじゃないでしょうけど、やっぱりトムヤムって「観光客的」というか「タイだし」的な食べ物なのかもしれません。そこはお味噌汁とは違いますね。
ところでちなみに、上にも書いた「トムヤムクン」の「クン」の部分ですが、私の耳がおかしいのかなんなのか、私、タイ人の誰が言っているのを聞いても、どんなに頑張って聞いても、「グーン」という濁った音にしか聞こえないんですけど、最初に「クン」だと思った人ってなんなんだろう。

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