ガイパッバイグラプラオとカイジャオを自分で作ってみる

いつだったか友達と一緒にいったタイの家庭料理屋さんで食べた鶏肉とバジルの炒め物がすっごくおいしかったので、感動したんですが、そのときはちょっと唐辛子(タイチリ)が多すぎて辛かったのと、私があまり好まないベイビーコーンが入っていたのとで、ちょっぴり不満だったので味を頑張って覚えて(多分)、キッチン付きのところに引っ越したら絶対作るんだと鼻息も荒く決意していたんですが、ついに作りました。これねーー、私、自分で作っておいて「すんごくおいしかった」と語ったりすると、まるで誰かさんみたいで(私の友人なら分かるはず)ちょっとイヤなんですけど、一口食べて美味しくて真面目に声が「おおう」と出ました。ひとりでバカみたい。でも、これって多分私の料理の腕とかの問題ではなくて、単純に材料の組み合わせが抜群なんだと思います。大したことしてないしね。レシピは下の方に詳しく書いておきますので、タイ料理が好きな方は是非是非作ってみてください。簡単すぎて笑えます。そして、右奥はご存知カイジャオ。タイで辛くない食べ物ナンバーワンです。って単なる卵焼きですけどね。本当はふんわり丸く作るんですが、私はひっくり返すのに成功したものの、お皿に移す時に思いっきり破いちゃいました。でも完璧な丸だろうが破けていようが、味はカイジャオなのです。そうそう、この食器、真新しいのが分かると思うんですが、別に買ったわけではありません。クリックして大きくしてみると、目のいい人には食器に何故か、”TOSHIBA”の文字が見えることでしょう。


相変わらずピントの合っていない写真で申し訳ないんですが、私、今日、炊飯器を購入したんですね。このカワイイ優れもの。ちゃんとタイマー予約とか出来て、圧釜で、私の希望通り。昨日AさんにiChatで、「ねえ炊飯器買おうと思うんだけど」と相談して、「えー3ヶ月のために買うのはもったいないよ」とやんわり反対されたのに、やっぱり買ってしまいました。だって3ヶ月ご飯は外で買うだなんてちょっと考えたくなかったし、毎回鍋で炊いてもいいんですけど毎回その鍋を洗うことを考えて気が遠くなって、ふらふらとデパートの家電コーナーにいったらこんなカワイイのがちょこんと置いてあって、現品限り50%オフとかで、1000バーツだったんだもん!それで、「これください」と購入したら、「今TOSHIBA製品を買うと、プレミアム商品がついてくる」なんて言われて、「おお、TOSHIBAだったんだ」と思ってその商品を待っていたら、この一番上の写真の食器だったというわけでした。食器にTOSHIBA KITCHENって書くなんてどんなセンスだよって思ったんですけど、いざこうして使ってみると大きさ的に私は好きかもしれません。
さて、レシピですね。まずカイジャオから。
カイジャオ(タイ風オムレツ)

  1. 卵2コを溶いて、ナンプラーを小さじ2くらい、お水を小さじ1くらい入れる。辛いのが好きな人はここでスパイスなどを投入。ここで豚のひき肉を混ぜたり、蟹の肉を混ぜたりすると、それはそういう料理がありますのでおいしいです。
  2. 深めのフライパンにちょっと多めの植物油(私は大さじ2、3くらい入れた)熱する。このときせっかちになると油が卵の中に混ざってしまって、油っぽいカイジャオになってしまうので、卵を入れる前に油をしっかり熱するのが大事。植物油はもしかしたら大豆油とかひまわり油とかのほうが美味しいかもしれません。
  3. 十分熱したら、ジョワーっと卵を一気に投入し、スパチュラでグズグズっと広げたり混ぜたりして丸くする。
  4. 火が通ったらひっくり返して20秒くらいさらに焼いて(というか揚げて)、丸くキレイに焼けたらできあがり。

ガイパッバイグラプラオ(鶏肉とホーリーバジルの炒め物)

  1. にんにくとタマネギを適量みじんぎりにする(私はにんにくはひとりにつき1カケ、たまねぎはひとりにつき小半個)。
  2. ホーリーバジル、アジアンバジルなどバジル系のものだったらなんでも良いので葉っぱをちぎって洗う(ひとりにつき一枝に飾りの分を足したくらいの量)。
  3. 唐辛子(タイチリ)などを好きなだけ小さく切る(私はドライチリの種をしっかりとってひとりにつき半本くらい)。チリを扱ったときは絶対に目をこすらないように気をつける。ぎゃあと叫んで死にそうになります(3年前にプルマンのキッチンで経験あり)。
  4. 鶏肉は一口サイズに切る。私はひとりにつき胸肉ささみなしの部分を半分くらい使いました。
  5. 好きな野菜を下ごしらえする(私は先日使い残した枝豆をつかいました。別に何でも良いと思います。人参でも、いんげんでも、それこそベイビーコーンでも、マッシュルームでも)。
  6. フライパンに油を大さじ1くらい熱し、にんにくとタマネギが香りが出るまで炒める。
  7. 鶏肉を入れてさらに炒める
  8. 好きな野菜を入れてさらに炒める。
  9. お砂糖をひとりにつき小さじ1くらい入れ、ナンプラーをひとりにつき小さじ1くらい、お醤油もひとりにつき小さじ1/2くらいいれて味を見る。
  10. 足りないなと思ったらナンプラーをさらに加えるだけで意外に解決します。
  11. 唐辛子を入れ、すぐにバジルを飾り用の分だけ残して入れて、一通りかき混ぜたらできあがり。
  12. お皿でライムをかけて食べるととても美味しいです。
  13. そしてタイ人のように、スプーンにご飯、ガイパッ、カイジャオの3種を上手に混ぜて載せて一口で食べると、何とも言えない味のコンビネーションを楽しめます。

  14. スプーンとフォークの使い方についてはこちらをご参照くださいね。

というわけで、食後のコーヒーをいただきながら今これを書いているというわけでした。満足な夕食でした。もっとインチキタイ料理をいっぱいつくれるようになるように頑張ります。あ、タイ料理って書きましたが、誰かに教えてもらった訳ではないので、本物のタイ料理とはもしかしたらかけ離れているかもしれないのでそのあたりはご了承くださいね。

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