バンコク郊外の巨大新鮮市場にて

Rang Sitというところに行った話は昨日ちょこっと書きましたが、これがその「タイマーケット」といわれるところの一部。本当にほんの一部です。市場の大部分は、ちょっとした総合体育館のような建物の中にあり、その体育館的建物がたくさんあるのです。これは外にあったモバイル新鮮市場とでも言いましょうか、移動遊園地ならぬ移動市場。魚介類のコーナーです。手前のおじさんが良い笑顔をくれたので写真を撮ってみました。私はいつも写真をとるのは恥ずかしがるタイプで、あきらめて堂々と撮ればいいのにちっちゃくなりながらサササっと撮ります。でも結局目立つので逆に恥ずかしがらないほうがいいのに、といつも思うんですけど実際撮ろうとすると恥ずかしいんですよね。なんとなく撮るのが申し訳ない気もするし。でもこうして笑顔を向けてくれたりすると嬉しくなりますね。この市場はいわゆる卸し市場なので、小売りはしてくれないんですけど、本当に安いですよ。魚のたくさんはいったタンク(多分アジとかが100くらい入っている)で、300バーツ(810円)とか言ってました。地面が濡れているのは別に雨が降っているわけではなくて、ちょこちょこ水を流して掃除しているからみたいです。傘があるのも雨のためじゃなくて日差しをよけるためです。


ね、なんだかバンコクとは全く違う雰囲気でしょう?でも実際来ているのはバンコクで小売りをしているベンダーさんたちみたいです。ここまでトラックに寿司詰め状態でやってきて、みんなでせっせと果物なりなんなり、自分が売るものを購入して、そして今度は小売り用の小さな荷台のようなものをさらにトラックに載せて、その上に座るような感じで去っていってました。どれくらい儲かるものなんだろう、と思ってしまいました。
バンコクのダウンタウンにもたくさん、こう言っちゃなんですが、日本にはないような雑然とした、平たく言えば汚いところがあるんですが、郊外は全体的に、そのあたりにある団地のようなところ、アパートのようなところ、全てがゴミゴミしている感じです。って全部をまとめていってはいけませんね。実際このRang Sitには郊外型のモールがいくつかあって、その中のひとつに行ったんですがゴージャスなシネマコンプレックスや、もちろんどこにでもあるスターバックス、様々なブランドのお店などが入っていてきらびやかで、たくさんのお客さんが来ていました。バンコクで働き郊外で一軒家に住む人々が集まっている感じもありましたよ。
タイの魅力っていろいろあると思うんですけれど、やっぱり超未来的なものと、もはや日本には存在しないような昔ながらのものがすぐ近くで入り交じっているところなのかもしれないなーと思いましたよ。食品安全の専門家としての立場からすると、うーん、と思うこともいくつかはありますが。

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