また私のお食事シリーズになりそうな予感がしますが、これはタイスタイルの「おかずのせごはん」です。おかずがいっぱい並んでいる屋台に行って、指差しながら「アオニー」というとご飯にそのおかずをのせてくれるのです。「アオ」は「ください」で「ニー」は「これ」。これは、ナンプラー漬けのお魚とグリーンビーンをスパイシーに炒めたものと、豚肉のメンチカツです。相変わらず写真撮るのをわすれて一口かじってハっとしました。この炒め物は思った以上に辛くて、タイ人じゃない私だってさすがにペッペッペッと言いたくなるってもんです。メンチカツは美味しすぎでした。説明が遅れましたが、タイはお箸国家ではありません。「スプーンとフォーク」国家です。スプーンは頻繁にナイフの役割を持ちます。食べる順序としては以下の通り。
- 右手にスプーン、左手にフォークを持ちます。
- メンチカツのような「切って食べるもの」がある場合、左手のフォークでかるく押さえます。
- スプーンをタテにしてその食べ物を一口大に切ります。
- その切ったものや、炒め物や、ご飯を適量ずつまぜて、左手に持ったフォークの背中をつかって右手のスプーンに載せます。
- 最後にこんもりと食べ物の載ったスプーンをつかって口に運んで食べます。
私がこの形式の食事をするときは、おかずは2品にしますが、2品と決まっているわけではなくて、別に3、4品頼んでもよいみたいですよ。おかずを指差しながら「アオニー、アオニー」と言うだけなのでタイ語が分からなくてもなんとか美味しそうなものを食べることができるので便利でもありますよね。
うちは、同居人婚約者がアメリカ人で、お箸も上手なんですが、
やっぱりフォークにナイフの方が食べやすそうなので、
お米料理を作るとこのスタイルです。
大皿にご飯のせて、その上とか横とかにおかずを何品か。
でも、考えてみると、ナイフじゃなくてスプーンにした方が、
すくうし、切れるしで理にかなっていますよね。
今度からタイ風、見習います。
よっちゃんさん:そうなんですよね。タイのレストランや屋台などで出てくるスプーンは、アルミ製なので、ペナペナですがシャープなので、かなりちゃんとナイフの役割をします。
でもお食事のときに、初めてスプーンとフォークを渡されたときは一体全体どうしたらよいのか本当に困りました。見よう見まねでAewちゃんのやってるようにして、なんだかすごく使いづらいのでなんなんだこれは!タイ人はみんな器用だなぁと驚愕していたら、Aewは左利きだったという、ヘンなオチでした。実際はスプーンとフォーク、結構使いやすいです。
タイではアジア人はタイ人なのか日本人なのか韓国人なのか中国人なのか分からないことが多いのですが、食事のときに手元をみると、両手で上手にスプーンとフォークを使っている人はタイ人だ、とあっさり見分けることができるようになったので実は便利な風習だったりします。文化って面白いですよね。