バンコクのゴージャス私立病院ルポ

予告通り、今日は病院に行って来たわけですけれど、写真を撮ろうとカメラを持って行ったにも関わらず、うっかり1枚も撮りませんでした。何故かというと、すっっごく忙しかったからです。もうびっくり。7時から受付というので、早めに行ってやろうと思って、6時に出発したんですがさすがに6時には交通渋滞はなく、6時半には病院に到着しました。ホテルみたいな玄関にロビーに、圧倒されましたよー。それで、7時まで待つんだろうと思っていたら、あっさりとすぐに受付してくれて、すぐに検査の始まり。まず死ぬほどたくさん血を抜かれました。多分300cc。献血以外でこんなに血をとられたのは初めてです。でも全然痛くなかったけれど。いろいろな検査のために絶食状態で来てくださいといわれていたので、「早起き」「絶食」「緊張」「血抜き」の4つのコンビネーションで、思わずふらふらしました(気分だけ)。あ、写真は全く関係ありませんが、バンコクは”FOOD SAFTY CITY”らしい、ということでパチリと撮ったもの。


ちょっと下品な話で申し訳ないので英語で書きますが、健康診断の中にはStoolの検査という項目もあって容器を前もって送っていただいていたんですけれども、それを準備するのもラクじゃなかったし(だって自宅ならまだしも私はホテル暮らし)、そのあとUrineの検査もあってそれだって絶食状態からは難しいですよねぇ。ちょっぴり苦労しました。
そのあと身体検査があって、それから何ともタイ風な病院の検査服に着替えます。それから間髪を入れず胸部レントゲンと心電図の検査。そのあと、バリウム飲みました。”Drink this, just half”というようなカタコトの英語でバリウムを渡され、ウっとむせつつ半分飲むと、すかさず”Now drink this”といわれソーダを口につめこまれ、”Now this!!!”と半ば怒られながら残りのバリウムを飲んだんですが、なかなか飲み込めずに”NOW, NOW!!!”と叫ばれました。あーこわかった。それで胃の検査終わり。

上半身の消化器、肝臓や膵臓などの検査も全部終わって、もう「絶食状態でなければならない」ことは終わったので、今度はクーポンを渡されました。なんと、ゴージャス朝食を病院のゴージャスカフェテリア(というよりレストラン)か、おしゃれなカフェでとって良いというのです。カフェテリアにも行ってみましたがAmerican Breakfast Setとかいってウっときそうな大量なメニューだったので引き返してカフェでクロワッサンとコーヒーとオレンジジュースにすることにしたんですがオレンジジュースは失敗でした。バリウムと発泡剤を飲んでいたのを忘れていました。うっかり酸を入れる私。失敗失敗。

それからはるばる1階まで下りて行って(あ、今までのは3階であってました)、今度は胸部センター。人生初のマモグラフィーです。いつも思うんですけど、どうしてお医者さんってああいう映像系のものを「キレイ」っていう表現をするんでしょうね。”Beautiful Pictures!!”と何度もいわれました。何と返して良いか分からず、”Thank you”といって日本人らしくはにかみ笑いをしてみましたが、果たしてそれは正しい反応なのか。それからウルトラサウンドも。全く問題なし、ということでとても嬉しいです。いつか乳がん検診はしておきたいと思っていたのでこういう機会があると良いですね。

それから別棟に行って5階まで上がって、Eyeセンターへ。ちなみに病棟や科の移動にはかならずスタッフが同行してくれます。いたれりつくせりですよ、何故かみなさん美人さんばっかりだし。Eyeセンターではコンタクトをいれたまま視力検査をしたあと強引にコンタクトをとられ、ほぼ盲人になったところで強烈な勢いですごい薬を目にズバッズバッと入れられクラクラしました。それから様々な目の検査をして相変わらず、「角膜に結構傷がついてるね」と言われ、「良く言われます」っていうと、「コンタクトは1日何時間?」と聞かれたので誇らしげに「絶対8時間を超えないように気をつけています!」といったら”Good, good”と子供をほめるように褒めてくれました。何にせよ褒められるのは嬉しいものです。

そのあと耳鼻センターへ行って、オーディオグラム。やっぱり最高音は聞き取りづらくなっているみたいだけれど正常範囲だと言われました。ホッ。そして唐突に「あなた日本の航空会社のフライトアテンダントでしょう」といわれました。「なんで?」と聞いたら「あなたくらい背が高い日本人女性はだいたいフライトアテンダントだから」と言われました。なんという決めつけ!私が目立って背が高く見えたのは7センチのヒールを履いていたからに他ならないのに。そしてそれからが長かった。1時間近くその耳鼻センターで待たされました。お医者さんは全員英語か日本語かのどちらかが話せるのですが、耳鼻センターの医療技術士さんたちはしゃべれないらしく、日本語の通訳、英語の通訳の2種類の人々が駆け回っていました。私にはタイの女性で日本語がしゃべれる方がついてくださって、鼻、喉、耳のチェック。異常はなかったんですが、喉に丸い小さな鏡を突き立てられて、バリウムのんだばかりの胃が大騒ぎしました。涙も出ました。

そのあとまた内科に戻って内診。何の異常もありませんでした。が、うちの家族は良く知っていますが、私はかならずUrine Examでひっかかっちゃうんですよね。白血球が多いって。なぜいつも多いのでしょう。それでそれを1週間薬で減らしてから、また検査しましょうということになりました。もー、いつものことながらイライラします。というわけで来週の火曜日にまた、同じ病院に行くので今度こそは写真とってきますね。

ところで上の文章で分かるように、耳鼻センター以外では、全く待つことなく、どちらかというと急かされるような感じで健康診断が進んで行くのはとても気分が良かったです。患者さんを中心に病院が頑張っている感じ。しかも待合室のカウチなんかがいちいちゴージャスで感動でした。カフェの食べ物もおしゃれで美味しかったし。通訳さんもみなさん丁寧にいろいろ教えてくださって感動でした。タイ語が上手な日本人の方もたくさんいらっしゃいました。すごいなぁ。

病院が終わってから、アメリカでは別に好きでもなんでもなかったくせに、タイに来て大好きになった”au bon pain“でお昼ご飯を食べて、来月から通うところのセレモニーに少し顔を出し、本屋さんに寄って散財し(また!)、そして帰ってきました。4時に起きたのでもうヘトヘトですが、夜は7時からテニスに誘われていて、疲れているけどテニスもしたいなーと思って迷っているところなのです。

2 Replies to “バンコクのゴージャス私立病院ルポ”

  1. 検査って私はいつもドキドキします。 しかも今回健診で再検査になっちゃったんです。初めて。しかも大腸の! 良性ポリープや内核痔であることがほとんどです〜なんて説明書に書いちゃってありますけど、不安です。 ああ、複雑です。 こんなところで書いちゃって恥ずかしいですけど。

  2. shizukanさん:分かります。私も、「今この転職の大事なときになにか悪いものでも見つかったら職がチャラになったりして最悪だなー」と思いながら、「でも今のうちに何か見つかるんだったら早い方がいいか」と自分を説き伏せて怖々行きました。でも何もなくて良かったですけど。shizukanさんの不安な気持ちわかるなーと思いました。でもなにも見つからないなら万々歳で、見つかるにしても、better sooner than laterですよね!

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