シリキット王妃、WHOより食品安全アワードを受賞

ちょっと前の話になりますが、先々週にシリキット王妃(なんか呼び捨てにしている気分がしますね、英語だと、いちいち、Her Majesty the Queen Sirikitなんていうまどろっこしい表記になっています)はお誕生日を迎えてバンコクも街を挙げてライトアップなんてしてすごいお祝いだったんですけれど、そのときに彼女は国連世界保健機関(WHO)から表彰を受けました。その理由というのがこのポスター。ってさっぱり分からないと思いますが、こちらのロイヤルファミリーは、とにかくみなさん高学歴で欧米の有名大学を卒業されていたりして、研究などに熱心なんですね。王妃様はタイの地方の村々の人々の生活を常に気にかけておられて、特に貧困のために飢えていないかとか、食事が偏っていて健康に影響がでるのではないかとか、そういったことを中心にロイヤルプロジェクトを進めていらっしゃいます。その一環で、農村の人々が、化学肥料などの入った野菜や果物などを、知らずに大量に育て、それを毎日食べてしまって病気になったりすることがないように、と彼女のプロジェクトの中でその農村の人々を中心に「食品安全」への関心を高めようと努力なさったんです。


タイの人々はみんなロイヤルファミリーを大尊敬しているので、ロイヤルファミリーの中の誰かが、「これをやりましょう」と言い出すと当然大きな話題になって効果抜群なんですね。クリックすると大きくなるので分かると思うんですが、このポスターのクローズアップの中に、英語でFood Safety Awardと書いてありますが、ギリギリ見えるでしょうか?この食品安全への関心を呼びかけた、シリキット王妃さまの細かい努力が、結果的には国民を助けるし、国際社会にも貢献することになるだろうということで、WHOはその功労を讃えることになったというわけです。
それでそれがどう私に関係あるかというと、私個人にはそこまで関係ないんですが、私は来月から本格的にタイの消費者の食品安全に関する意識調査をしようと今準備をしているところなのですが、こういうイベントがあると、当然一般のタイ国民の意識や関心が高まりますよね。それで、これをなんとか利用できないかと今一生懸命考えているところなんです。でも、やっぱりロイヤルファミリーは扱うのが難しいトピックです。あまりにも尊敬されているので、気軽に話題に出せない雰囲気すらあるし。でもロイヤルファミリーを讃えるのは悪くないことなので、なんとか取り入れていきたいと思っているところです。

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