タイの公衆保険省(?)に行ってきました

昨日はインタビューが急に決まって、ノンタブリにあるThai Ministry of Public Healthを訪れてきました。このMinistry of Public Healthって非常に翻訳難しいですね。お仕事的には日本の厚生労働省のような仕事をしているところなんですけれど、Public Healthって公衆衛生と訳されたり単に保健省と訳されたりします。とにかく、国民の健康に関する事を扱う省庁ですね。そこにいらっしゃるお医者さんの方で、タイでのFood Safetyに関するプロジェクトに関わっていらっしゃるオフィサーが会ってお話をしてくださるというのでAewと一緒に出かけていったわけです。雨期にしては珍しい快晴で、とても気持ちがよかった。この敷地は驚くほど広くて、敷地内をタクシーで移動してまわります。タイは常夏なのでいつも何かしらキレイな花が咲いていてとても美しいです。Aewは植物を育てるのが趣味なので驚くほど花の名前を知っていていろいろ教えてくれてためになります。写真の中央はタイの国旗ですね。こうやってみると南国な雰囲気にぴったりの国旗な気がしてくるので不思議。


こういう立派なビルがたくさんあるのです。私は最初何か公務員のマンションかなにかが建っているのかと思いましたがすべてオフィスなんですよ。びっくり。タイのえらい方のオフィスの仕組みというのを思わず覚えてしまいました。各階のエレベータールームにセキュリティがいてそこで訪問者バッジなりなんなりを自分のIDと引き換えにいただきます。そして場所を教えてもらって、そこへ行くと、3〜4人くらいの共同部屋になっていて、そこで秘書のような人々がたくさん働いています。そこの人に声をかけると、廊下の待ち合い椅子で待っていてくださいと告げられ、秘書がオフィサーに声をかけます。そして呼ばれてそこに入っていくと、さらに専属秘書の部屋があって(その人は共同部屋の人よりは格が上らしい)、そこを通ってさらに中にはいると、ひろーーーくてエアコンがガンガン効いていて窓も大きくて景色もよいオフィスがあってその中央にオフィサーが座っている、というそういう状態です。
そして座るとすぐに冷たいお水とコーヒー(甘い)が出て来てお話ができるというわけ。私はいつも忙しそうな方に会う時はまず、最初に「私の質問は20分ほどで終わりますがお時間いただけますか?」と時間を区切ることにしています。そうするとだいたい、「大丈夫ですよ、30分ほどは時間があります」とか「1時間あなたのために空けてあります」とか「良かった、次のミーティングが何時なのです」などなどと言ってくださるので去るタイミングを最初から計れるし、時間によって繰り出す質問の順序を変えたりできます。私、あんまり研究でインタビューなんてやったことがなかったのでこれのために1冊本を買って読んだんですが、マニュアルってやっぱり良くできてますねぇ。いろいろうまくいきます。
ところで上の2枚目の写真では中央にプラスチックのみかん箱が積んであるのがかすかに分かるかもしれませんが、これはいまタイの政府がタイ北部の農業を助けようというプロジェクトの一環で、ロンガンという北部でとれる果物をこうして政府のビルのあるところで販売することを許可しているのです。オフィサーたちがたくさん並んで購入していました。私もタイに来て初めてロンガンをいただきましたが、ライチよりも甘いけれどスッキリしていて美味しかったです。

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