6時間交代するタイ時間

新しい環境にいると、いろいろ混乱するものですが、タイ初心者が一番混乱するのはやっぱり時刻の呼び方じゃないでしょうか。とりあえず基本は当たり前だけど数字ですね(注意:以下はカタカナ表記なので、いろいろなテキストやオンラインの情報だと違うカタカナで書いてあることがあると思います。私のはあくまで、私のタイ語の先生が言っていたのを私の耳で聞き取ってカタカナに変化させたものであることをご了承くださいね)。
1:ヌン
2:ソーン
3:サー(ム)(「サーン」にちかいけど唇を合わせる)
4:シー
5:ハー
6:ホッ
7:ジェッ(ト)(「ジェッ」にちかいけど舌をtの形にする)
8:ベァー
9:ガーウ
10:スィッ(プ)
11:スィッエッ(参考までに、11と21のときの最後の1は「ヌン」じゃなくて「エッ」になるらしい)


こうリストすると、数字覚えるだけじゃーん、と思うでしょう。思うでしょう。違うんですよ。タイの時計は6時間交代なんです。まず、特別な言い方として「0:00(深夜)」と「12:00(正午)」。これは簡単です。
深夜0時:ティアン・クーン
正午:ティアン
深夜の時間帯を並べます。0時を除いて、「ティー」に数字をつけます。
深夜0時:ティアン・クーン
深夜1時:ティー・ヌン
深夜2時:ティー・ソーン
深夜3時:ティー・サーン
早朝4時:ティー・シー
早朝5時:ティー・ハー
で、朝の6時からどうなるかというと、数字に「モーン・チャーオ」を付けます。
朝6時:ホッ・モーン・チャーオ
朝7時:ジェッ・モーン・チャーオ
朝8時:ベァー・モーン・チャーオ
朝9時:ガーオ・モーン・チャーオ
朝10時:スィッ・モーン・チャーオ
朝11時:スィッ・エッ・モーン・チャーオ
ここまでは良いですね。そして正午から昼。正午は特別な言い方ですが、午後の時間には「バーイ・数字・モーン」という言い方をします。が、夕方からは「数字・モーン・ユェン」と変わるのです。
正午:ティアン
午後1時:バーイ・ヌン・モーン
午後2時:バーイ・ソーン・モーン
午後3時:バーイ・サーン・モーン
午後4時:シー・モーン・ユェン
午後5時:ハー・モーン・ユェン
午後6時:ホッ・モーン・ユェン
だんだん混乱してきましたね。そしてここからが一番の混乱です。なんと、夜の7時からは、「7」とか「8」の数字を使わずに、「1」や「2」に戻るのです!!もーうびっくり。つまり、「1」は「ヌン」ですね。「夜の」というのが「トゥー(ム)(トゥーンに近いけど唇を合わせる音)」なので、「夜の7時」は「ヌン・トゥーム」なんですよ!「えーっと7時だから、1だからヌン」というふうに頭の中がグルグルになります。
夜7時:ヌン(1)・トゥーム
夜8時:ソーン(2)・トゥーム
夜9時:サーム(3)・トゥーム
夜10時:シー(4)・トゥーム
夜11時:ハー(5)・トゥーム
いかがでしたでしょうか。ちなみに、「30分」は日本と同じように、「半分」の意味のある「クルン」を使います。夜の8時半は「ソーン・トゥーム・クルン」になるんですねー。かなり混乱します。
でも私のタイ語の先生は良いことを教えてくれました。アナログの時計を頭に浮かべればいいというのです。針が7をさしているときは、反対側は1ですね。8の時は2、などと簡単に思い浮かべて言う事ができるようになるということ。慣れたらあとはもう直接言葉が出てくるらしいですが、慣れるまでは頭の中でお気に入りのアナログ時計を思い浮かべることにします。

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