異文化の前に異物価の洗礼を受ける

タイ初心者として、初めて目にするものや驚くことの連続ですが、それはまあ後に書くとして、到着からどういうことをしたかを書いてみます。自分のためのメモという感じですので面白くもおかしくもないんですけど。

20日: United Airlineで渡タイしました。23:00到着と聞かされていたのに飛行機の中で21:40到着と言われてかなり焦りました。空港にお迎えに来てもらうことにしていたので、1時間以上も夜のドンムアン空港でぼーっとするなんて怖いかも、と思ってしまったんです。でもちゃんと飛行機は出発も遅れ、向かい風にあったり天候不順だったりして時間もかかり、ちゃんと23:00に到着したので、良くできてますねぇ。でもそれからイミグレーションで手続きしたり荷物をとったりしていたら23:30。結局お迎えの女の子達を待たせる結果になってしまったのでした。しかも空港全然怖くないしね。

来てくれたのは私のアシスタントになってくれるAew、トヨタを運転するTae、PhDをやっているNok、来月に日本に留学が決まっているKhanの4人。Nokがかなりちゃんとした英語を話すのでとても助かりましたがやっぱり事前の勉強が足りなくてタイ語ではコミュニケーションとれませんね。「こんにちは」と「ありがとう」を頑張って言ってるだけじゃダメってことです(当たり前)。空港の隣の建物が駐車場なんですが、中の隅っこという隅っこには全てファミリーマートがあって便利そうでした。そして駐車場内の大渋滞をなんとかくぐりぬけた後、車で約20分ほどでKasetsart大学に到着しました。私はしばらくはこの大学の中のホテル(大学会館のようなものですね)で暮らすことになるのです。

私はリサーチ不足でまったく気づかなかったのですが、翌日はタイは仏教関係の祝日、翌々日も祝日、そして土日を迎えるということでこの時期タイは1年の中でも珍しい大連休だったんですね。それでその4人の女の子達は翌日どこかに連れて行ってあげる、と言ってくれて、9時に会う約束をしてその日は部屋に入りました。お部屋は8〜10畳くらいの広いサイズでツインベッドがふたつあります。バスルームもなかなか広くて良い感じ。タイでは水シャワーも少なくないと聞きましたがちゃんと湯沸かし器がついていて熱いお湯も出ます。別に熱いシャワーじゃなくてもいいかなと思うような気温+湿度ではあるんですが、お化粧品や日焼け止めなどを落としたい私としてはやっぱり水シャワーは厳しいかなとも思うので良かった。トイレもタイでは紙を使わないタイプも多いと聞いていたんですがちゃんと紙もながせるタイプでした。エアコンも細かい温度調節ができるタイプでひとまず何も困ることはないなーと確認してから、疲れ果ててぐっすりと眠ったのでした。

21日: 朝は6時に目がさめてしまって、朝食(ホテル内でかなり立派なバフェ形式の朝食がついています、料金は宿泊費に含まれています)をいただき、満腹になってからとりあえず約束の9時までそのあたりを散策することにしました。目の前にあるNgamwongwan Rd.を歩道橋を使って渡るとTOPSという何でもあるスーパーがあります。その1階左側はおなじみmk。やっぱりあるんですねぇ(当たり前)。若い人たちに人気だそうです。そして右側はかなり立派な本屋さんでワクワクします。2階にはミスドがあります。本当に日本と何が違うの?という感じで違う意味でのカルチャーショックです。「ポンデリングをディップして食べよう」といった感じのコマーシャルもやっていて、その「ポンデリング」の発音が思いっきり英語風なのもスゴいなと思いました。かなり良い発音。ディップはトロピカル味だったりしてそういうところがタイ風アレンジなのも素敵。

しばらく散策していたら約束の時間になったので前出の4人と会って、チャイナタウンに行くことになりました。チャイナタウンといってもお目当てはショッピング。何千ものお店がひしめき合った狭い通路を歩きながら雑貨、食べ物、アクセサリーなどなどいろいろなものを見て回ります。私は一度お財布のヒモが緩むとノンストップで緩みっぱなしになるタイプなのでその日は心して何も買わないようにして、とりあえず今日はレッスンだと自分に言い聞かせて歩いたので何も買いませんでしたけど、次に来たら絶対いろいろ買っちゃうだろうなーと思うような魅力的なものがたくさんです。4人の女の子達はそれぞれにいろいろ購入していました。

お昼はみんなでタイスキ。美味しかったです。そのあと大学の近くのショッピングセンターに行って私の今回の共同研究者のふたりがPhitsanulokからBangkokに来てくれたので、指定されたスタバに向かいました。そこでしばらくこれからの研究の予定などを私のアシスタントと一緒に4人でミーティング。そのあとオフィス用品などを購入するのにつきあってもらって、それから携帯のSIMなどを購入。そのあと、夜は接待として今タイで大流行中の日本料理+中華料理+タイ料理のバフェ形式高級レストラン(?)のOISHIに連れて行ってもらいました。連れて行ってもらったといっても「接待」するのは私の方なんですけどね。そんなこんなで楽しい1日を終えてちょっとヘトヘトになってお部屋に帰ってきたのでした。

22日: 朝食をいただいたあと、また一人で探索に出かけようと思って最初は大学構内を歩いていたんですが、やっぱり迷いそうになったので外で買い物することにしました。前日行ったTOPS(2階部分のスーパー)でとりあえずの日用品をたくさん購入しました。シャンプーとかハンガーとかそういう、とりあえず必要そうなものをカゴにいっぱい入れて、これは3〜4000円くらいいっちゃうかもしれないけど、最初だから仕方ないか、と思いながらレジに並んだら、なんとその額209バーツ。日本円にして560円といったところでしょうか。安すぎる。こちらの物価は日本の感覚の5分の1と聞いているので、単純計算して日本だと2800円の感覚だと思うので妥当といえば妥当なんですけど、実質私のお金は560円しか減っていないということで、物価の違いって不思議だなぁと単純に思いますよね。本当に不思議。最近中国の人民元があがったということで大ニュースですけど、物価って何回考えても本当に不思議。誰かが得をしているのは確実なんですけど誰かが損をしているのかどうかが気になるところです。

それから50メートル置きにあるんじゃないかと思われるセブンイレブンで冷たいボトル入りのお茶を買ってそれを飲みながら、ズラリと並んだ屋台を冷やかして歩きました。まだ購入するには至らないけれど、やっぱり良い匂いがするし、ああ食べたい、と思えるものも結構たくさんありますね。丸くて小さな揚げドーナツっぽいものとか、串焼きとか、アツアツのヌードルとか。お腹が不安で屋台デビューはいつになることやらと思ってましたけど、見る限りわりと清潔そうに見えるので意外にその日も近いかもしれません。しつこいかもしれませんけど、その価格がねぇ。日本で、まあそこそこの味のラーメンにあれだけ払ってる私って、と思えてくるほどです。おやつっぽいもので10バーツ(25〜30円)くらい、食事っぽいもので20〜50バーツ(55〜135円)くらいみたいです。この辺まだしっかり見てないので違うかもしれませんけど。ガイドブックなどによると、外の屋台はちょっと、と思う人はショッピングセンターのフードコートのような所で、クーポン制の食堂があるのでそういうところで食べてみては、と書いてありますね。私もそういうところから今度デビューしてみます。

そんなこんなしていたらあっという間に夕方近くになったので、思い出したかのようにやっと仕事しました。月曜日までに作成しなければいけない書類が結構たくさん。それが終わったら暗くなってしまったのでホテルでルームサービスを頼んでみました。ホテルはやっぱり割高で、私はライスヌードルを頼んだんですが70バーツ(190円)くらいいでしたね。お水などの飲み物は部屋に置いてあって(アルコール、缶コーヒーなどもあります)部屋にチャージされるんですが、それもちょっぴり割高で、でもそれでもお水1本15バーツ(40円強)。コンビニで買えば4バーツ(10円強)くらいからあります。

たくさん書きましたが結局今日は物価の違いの洗礼を受けたといったところでしょうか。数ヶ月後に、このエントリーを読んで私は何を思うのか、今から楽しみです。言葉については、日常生活を送るためのタイ語は最低限必要だし、現地の人に失礼になるかもしれないと思うので英語のゴリ押しはやめたいなーと思ってはいるんですが、まだまだ道のりは遠いですね。頑張ります。

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