マウイ旅行(7):さとうきび列車

ハワイに発つ前に、マウイの見所なんかを一応インターネットなんかで調べていたときに、どうやらさとうきびのプランテーション時代に使っていた列車(Sugarcane Train)を観光用に作りなおして運用しているらしいというような情報を読んだので、どんなのか全く想像はつかないけれど、とりあえず駅まで行ってみようということになって行ってきました。往復で$18.95というチケットしか販売していないので片道使う人も往復の人もどちらも同じ料金です。しかも駅はたった3つ。この写真は実は終点ラハイナ駅なのです。

私たちはカパルアの方から南下してKaanapali(カーナパリ)の町にあるPuukoliiという通りの駅(プーコリー駅)に車をとめて(ちゃんと駐車場がありました)、そこにおもむろにやってきた駅員さんからチケットを購入して列車に乗り込んだのでした。写真はその列車の中の様子。この赤いチェックのおじさんがいろいろと、写真スポットだとか歴史だとか教えてくれるのです。私が事前に何かで読んだときには、ウクレレを弾いてくれる人が乗っているという情報を見たんですけど、私たちのときは単なる解説のみでした。写真撮影サービスもあるようでしたよ。

でも正直言って、このシュガーケイントレイン、そこまでして乗る必要はなかったかもしれません。私たちは時間があったので「何するー?」って感じでぼんやり出かけたのでそこまで何も思わなかったんですが、過密観光スケジュールをたてている人にとっては、「なーんだ」という感じがするでしょう。のんびりしたい人にはオススメですが。写真は唯一の高架橋(といっても地表から1メートルくらい)の上を通るときに蒸気機関車らしく、蒸気のサービスをしてくれたところ。これは何のサービスかというと…。

その蒸気の後を通るときに虹が見えるよ、というサービスなのです。虹といえば、マウイ島は基本的に、1日の間に何度も、晴れとパラパラ程度の雨を繰り返す天気で、よく虹が見えることで有名な島らしいんです。私たちが到着したときも、なんだか怪しげな天気だったのに10分も車で走るとカンカン照りになってキレイな虹が2重に何度も見えました。マウイに来て雨が降ってもがっかりせずに、数十分後の晴れを待って虹を探す、という楽しみ方があるんだなーと思って嬉しくなりました。

そして私たちは終点ラハイナ駅で、持参していたロコモコお弁当(ごはんにハンバーグ、グレイビー、目玉焼きが載っているハワイの有名なプレートランチ)とグァバジュースで、駅の外にもうけてあったピクニックエリアでお昼にしたあと、こうしてまた同じ列車にのって、プーコリー駅へと帰ったのです。往復で、休憩時間も入れて約1時間半といったところでしょうか。あまりにも観光観光しているのが好きじゃない人にはオススメではありません。車掌さんも案内の人も、みーんな、なんとなくありがちな、おざなりサービスです。でも天気は良かったし、列車のゴトゴトに揺られてずーっと、ココナツの木々越しに海を見ることができたし、ウトウトもできたし、ロコモコも食べたし、ということで私たちには充実の時間でした。楽しかった。

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