仕事の引き継ぎ

昨日は、私が一番下の身分なのに、なんだか指揮をとらせていただいていたプロジェクトの大きなテレカンファレンスでした。いつもテレカンファレンスは2人がオフィスに居て、誰か違う場所にいる一人に電話する、とかいうような、わりと「なんちゃってテレカンファレンス」だったんですが、昨日のは全く違いました。うちの大学にはちゃんとテレカンファレンスを取り仕切ってくれる部門があって、前もって登録しておくと、テレカンファレンスのサービスをしてくれるのです。
詳しく書くと、まずその部門からひとつの電話番号と、コード番号を教えてもらえるので、そこに電話し、録音されたインストラクションに従ってコード番号を入れたり、名前を吹き込んだりすると、ラインにつながります。私はちょっぴり早めに電話したので、私の前にラインにいたのはひとりだけだったんですが、待っているとその後次々に、ミーティングのメンバーが「XXXがライン・インします」というようなお知らせと共に入ってくるのです。こんな本格的なテレカンファレンスはアメリカではよく行われているみたいですが、私は初めてだったので単純にすごいなーと思いました。


そして私が今のプロジェクトの進行状況を話し、残った予算について話し、私がそろそろここを去るというスケジュールを伝え、プロジェクトのチームのみなさん(Rebecca、Kate、Geraldも含め)にそれぞれどんなことを残りの数ヶ月でやって欲しいかを伝え、仕事を最終的にみんなで割って、質問に答えて、という感じのミーティングが1時間半くらい続きました。私の役割だった部分をみんなにお願いしてしまうことになるので心苦しいような気もするんですが、お仕事ですからみんな別にそれは何とも思っていなくて、それぞれの役割をハッキリさせたので逆にスッキリしたみたいでした。
そして今まで大変だったけど楽しいプロジェクトだったね、最後のキャンペーンも成功させましょうね、とお互いにお互いを褒め合って電話を切ったんですが、これで私のポスドクの大きなプロジェクトのひとつだったものが完全に私の手を離れてしまって、なんとなく寂しいような嬉しいような複雑な気分です。これはスーパーマーケットを巻き込んだキャンペーンなので、私がアメリカを離れてから、私が見てないところで私のプロジェクトマテリアルがどこかの町で消費者に配布されることになったりするんだなーと思って、これもまた寂しいような嬉しいような。アイダホ州にお住まいの方で、近所にAlbertson’sがある方はもしかしたら私のマテリアルを目にすることがあるかもしれません。
さて、私のCurrent Docsのフォルダー数、なんとあと2コになりました。ひとつはちょっと大きめで、終わるかどうか心配ですが、引き継ぎも着々と進んでいるので大丈夫でしょう。というより、大丈夫にします。今日は午後にもうひとつだけミーティングをしたら、私もそろそろオフィスをキレイに片付けてしまおうかなと思っています。

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