私がKonfabulatorというソフトを使っていることは、以前にも書きましたが、最近ウィジェット(Widgets)も随分増えて、本当に便利になってきたのでまた紹介です。実は今度のMac OS X TigerにはDashboardというソフトが入ってくるんですが、ダッシュボードってこのKonfabulatorの思いっきりパクリなんですね。業界では有名なことなんですけど。しかもAppleさん、このKonfabulatorの作者さんに何の断りもなく、Dashboardを作った(取り入れた?)らしいです。それぞれの小さなアプレットをウィジェットと呼ぶのまでパクってる。まあ、OS 8のときに、この作者さんはCopland(OS 8.0で発表されるとされた1997年のMac OSのGUI)をパクって、Aaronという機能拡張を発表した過去があるので、そのGet-backかもしれませんが。ってこの情報ってかなりオタクっぽく聞こえるかもしれませんが当時のマックユーザーの間では常識みたいなものでした。ところでこの写真は私が今使っているウィジェットの数々です。クリックすると実物大になると思います。
最近その中でも一番面白いなーと思っているのがこのウィジェット。日本人の方の作品なんですが、その名も”Sing that iTune!”といいます。これはiTunesをたちあげて曲を聴いていると、自動的に歌詞をサーチしてくれて表示してくれるというもの。もうビックリなほどに楽しいです。私はもともと歌詞のことを考えながら曲を聴かないタイプだったので、こうして表示してくれると、「ああ、そういう意味なのかー」と思えて嬉しい感じなのです。でもなぜか、この写真ように、私の環境だと英語の曲となると、HTMLのタグが入ってしまいます。日本の歌詞だと(一番上の写真)大丈夫なんですけどねぇ。どうしてだろう。それでもちゃんと歌詞は分かるので良いのですが。
ところでその他のウィジェットとしては、一番上の写真だと左上が普通のカレンダー。その下が天気予報。その下はライブカメラのウィジェットで、見えているのはイタリアの天文台ですが、他にも私は熊本城だとか、プルマンダウンタウンだとか、いろいろプログラムして入れました。だからどこにいても熊本城の工事の進行状況が毎日見れて嬉しいのです。他にもサンディエゴのシーワールドのシャムとかフランスのエッフェルタワーだとか、いろいろあります。というより、ウェブカムが置いてあるような場所のURLさえ分かれば、自分でそれを設定することができるのです。
歌詞の上に出ているウィジェットはiTunesのリモートコントローラーみたいなものです。音量を調節したりスキップしたり、単純な作業に便利。さらに上に見えているのはいろんなサーチサイト(グーグルやヤフー、他にもストックオプションやeBayなども)を使って検索ができるウィジェット。他にも見えていませんが、GMailをチェックしてくれるGMailチェッカーだとか、デスクトップに置いておけるゴミ箱だとか、使っています。
というわけで、Tiger発売まであと8日ですが、きっとDashboardでもこのようなウィジェットは使えるのでしょう(基本的には同じようなプロトコルだと思われるので)。Konfabulator、2年間も便利に使ってましたので寂しいですが新しいOSに付属しちゃいますからねぇ、みんなDashboard使うんだろうなーと思います。でもKonfabulatorのFAQによると、似てるけど違う、ということなのでどうなのか分かりませんが。あ、でもWindowsの方はずっとKonfabulator使えますね。どちらにせよ、便利です。