Two Weeks Notice

アメリカでは、というか何というか、アメリカだけではないんでしょうけれど、仕事を辞めたりするときは2週間くらいの余裕をもって伝えなければいけないんですが、私もとうとう、休職願いという名前の辞表らしきものを先週提出してきました。とはいえ、みんな私がそろそろ去るのは知っていたので特に驚くことでもなんでもないんですけどね。しかも辞表といっても日本のようにしっかりとした挨拶状のようなものではなく、単なるペーパーワークで、私は日付を書いてサインをするだけ。
ポスドクの仕事は実は、やろうと思えばいつまでもいつまでもあるものなので、ずーっと永遠にできそうだし、お給料もアメリカでは全然悪くないので、実際そうやって生きている人もたくさんいるんですけど、私もそろそろ、遅すぎたかもしれない次のステップに移る時期だ、と決意して去年の暮れあたりからいろいろと水面下(?)で行動してきたんですね。ですからUniversity of Idahoの仕事が5月の上旬に終わったらWSUには戻らずに、そのまま辞めることになりそうです。忙しかったけれど、楽しくて自分のペースでできる素敵な仕事だっただけにちょっぴり残念なんですけどね。


その5月の上旬まではキツキツのスケジュールで、ミーティング山盛りです。今日は、ある仕事の引き継ぎのための仕事に専念していますが、引き継ぎに関しては私は引き継いでもらう人のストレスをなるべく減らすために、引き継ぎ内容を文書化するべきだという信念があるのでそれをコツコツと作成しています。
そして残った2つの大きなプロジェクトはメモリアルデーウィークエンド(5月下旬)を対象にしていたため、どうやら最後までは仕事ができそうにないので、私がいる間に、出来る限りを尽くそうと思っているところ。
あと、うちの学部のウェブサイトはお陰様で完成しました。最後の最後にもうひとつコンテンツを増やすことになってしまってちょっぴり苦労しましたが、とりあえず出来上がってよかったです。今度からアップデートをしてくれるオフィスのMarshaに、6時間つかってTutorialをやって、彼女の飲み込みの良さに本当に安心しました。Dreamweaverって簡単だから嬉しいですね。教えるのも簡単。ただ、フォントなどを変更すると勝手にスタイルシートにしてしまうのだけが納得いきませんが。
そして論文は最後のひとつを残すだけになりました。これは残りの3週間で猛烈ダッシュをかけます。もう書き終えて、1回リバイズは終わっているので、あとはあの面倒な投稿手続きをせっせととるだけ。これはMiriamが中心となってやってくれるということなので、そのあたりの話し合いもなんとか終わってきました。ホッ。
これまでずっと、私のCurrent Docsフォルダーの中のプロジェクト数が10コを切ることは滅多になかったんですけど、さすがに現在あと4コになりました。忙しくなくなってきたのは嬉しいことなのに、なんとなく寂しいのはなぜ、という感じですけれどね。でもだんだん心の余裕も出てきます。次の仕事もおかげさまで見つかっているので、そんなにあんまりノンキにしてはいられませんが、ちょっとだけ休憩の時間ができそうです。その時間には、今まで「いつかやりたい」と心の底から思っていたことを思う存分やろうと思っていて、今のうちからそれについて、狂ったようにリサーチしている最中で、それもまた楽しいです。
昨日夜寝る前に、ぼーっと天井を見ていて、ひとつの仕事をずーっとやる、というのも強烈に大変だとは思っていたけれど、あるところで自分に区切りをつけて、「さあ、次に移りましょう」と決断を下すのも、私にとっては割と大変なことだったなぁと、ふと思って少し悲しくなりました。いや、悲しくなったというか、心もとなくなった、という感じですけどね。でも周囲にたくさん優しい人々がいつもいてくれるし、何よりAさんがいてくれるし、頑張ろうと思えます。日本にいる家族や友人を含め、私の回りの心温かい皆さん、これからもどうぞ見守ってください。

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