eゼミ:ウガンダ反政府組織恩赦の背景(PTW第06回)

このエントリーのコンセプトについては「はじめに」をお読みください。
今回のお題(Economist誌より):
Ugandan delegation begged the International Criminal Court not to indict the leaders of the Lord’s Resistance Army, a Ugandan rebel group that often tortures children. Ugandans worry that the threat of prosecution would scupper efforts to end the civil war by offering amnesty to rebels who surrender.


B子さんからのメール。

PTW
ウガンダ代表は国際刑事裁判所にしばしば児童虐待を行っているウガンダの反政府組織の指導者を告訴しないように懇願した。訴訟が原因で、降伏している反逆者に対し恩赦を申し出ることにより内乱を終わらせようとする努力がだめになることをウガンダ人は心配している。
【背景】アフリカにあるウガンダ共和国は長い間クーデタが続いていたが1986年から政権、経済ともに安定している。しかし北部地域は20年近くに及ぶ反政府組織「神の抵抗軍」との戦闘が継続していて、住民襲撃や略奪、児童の拉致や性的搾取が横行しており、160万人に及ぶ難民、国内避難民が発生している。国際刑事裁判所は個人の国際犯罪を裁く常設国際裁判所であり、1998年に設置されたばかりであり、2004年から検察官がウガンダにおける捜査を開始している。

私のメール。

大変良いと思います。日本語的には「懇願」よりは「請願」のほうが良いかもしれませんね。Begなので懇願のような気配が強いのも分かりますが。あと「心配している」よりは「懸念している」などの方が読みやすいかもしれません。「訴訟が原因で」の部分は「努力が」のあとに持ってきたほうがスッキリするでしょう。また、「訴訟が原因で」というよりは「起訴によって」にしたほうがより意味が分かるかもしれませんね。他は意味は合っているので訂正しませんが、もう少し、口語との区別をしたほうが良いと思いますよ。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *