Whidbey Island 週末旅行 (4)

読んでない方は「Whidbey Island 週末旅行 (1)(2)(3)」からどうぞ。
一晩ゆっくり眠ってから、翌日はMount Vernonの町で花や野鳥を見学しよう、ということになりました。これは運転していたら道ばたで遊んでいるのか何なのか、ウロウロと歩いていたダチョウ。本当にコミカルな動きでとても楽しかったです。左で指差した手はJoeの手。こうして鳥がいたり花が咲いていたり、何か珍しいものがあると運転するのを忘れて、「あれを見て、これを見て」と大騒ぎするので車がぐらぐらと揺れてキャーキャー言いました。途中で本気で道から落ちそうになったのでJoe本人が、「こら、しっかり道に沿って走りなさい、Joe!」と自分を叱っていて面白かった。Joeは本当にユニークな人。いつでも大声で、すぐに誰にでも話しかけ、私を見ると「ああ、私の娘よ!」と叫んで走って来て、痛いくらいにハグしてくれるのです。


これはそのダチョウの上空で、一体全体ダチョウを狙っているのかそれとも違うものを狙っているのか、ひとり毅然ととまっていたイーグルの写真なんですが、これじゃあ点にしか見えませんね。ということで、写真を引き伸ばしてみました。多少無理矢理ですが、こちらをクリックしてみてください。しっかりと頭の白い、アメリカの象徴でもある強そうなイーグルがわりとはっきりと見えるのではないでしょうか。それにしても威厳のある顔ですよね。肉食です。
それからしばらく走って、今満開の水仙の畑にやってきました。ここは黄色の水仙(英語ではDaffodilといいます)ですが、他にも白い水仙が一面に広がっている畑などあってものすごくキレイでした。実はこのマウントバーノンのすぐ隣の町、La conner(ラコーナー)という町は世界最大規模のチューリップ畑で有名で、あと1ヶ月もしないうちに大多数の観光客が押し寄せてチューリップを見学に来ます。水仙はわりと息が長く、今くらいに満開になって、そのチューリップのころも満開で人の目を楽しませてくれるのです。チューリップの畑もいくつか見ましたが、ポツポツと開花していて、あと数週間後の満開時期はキレイだろうなぁと思わせられました。私は今までこのチューリップフェスティバルには縁があって3回以上訪れているのです。
そしてこれ、クリックして大きくしてみてください。何だと思いますか?一面の白い水仙?私は最初みたときはそう思いました。でもよーく見ると、この水仙、動いているんです。そしてある瞬間にはパーーっと全部が羽ばたくんです。というのも、これ、実は白雁(ハクガン、Snow Geese)の群れなんです!これはひとつの群れですが、これが3、4カ所に集まっていて、その数3000はいるでしょうか。なんと、冬の本当に厳しい間だけ、ロシアの一番北の島から過ごしやすいこのマウントバーノンにやってくるのです。いくら寒いところを好む白雁とはいっても、やっぱり全てが凍り付く季節は少し南下してやってくるのですね。そしてだんだん暖かくなったこの時期に、全員ぷっくりと太ってこれから渡り鳥としてまたロシアに帰る旅行に備えるのだそうです。この近くのFarmhouse CafeというところでValとJoe、Aさんと母と私の5人で朝食をいただいてからこのフィールドに来たのですが、そこのウェイトレスさんも、「もうそろそろ飛び立ってしまう頃」と言っていたのでこうして見る事ができてぎりぎりセーフといったところでした。
そしてこのあたりに渡ってくる渡り鳥は、実は雁だけではないのです。なんと、白鳥も。だいたいにおいて雁も白鳥も人を嫌うのでなるべくフィールドの中でも道から遠い一番真ん中あたりにいるため、こうして写真をとっても望遠レンズでもない限りその姿をとらえることは不可能なんですが、クリックしてみると、ちらほらと見えるかと思います。白鳥、思ったよりずっとずっと大きくてびっくりしてValに聞いてみたら、飛ぶ鳥の中では最大の鳥だとか。くちばしあたりが黒くてどちらかというとカッコいい白鳥でした。もうひとつの種類は白鳥の湖に出てくるようなエレガントなタイプ。でも母が言っていたんですが、白鳥というと湖にいるイメージですが、こうして畑の真ん中で穀類を食べたり羽を休めたりもするんですねぇ。こちらは毎年500羽ほど渡ってくるということですが、こうして見る限り残っているのは100羽いるかいないかといったところ。もうロシアに向けて旅立ってしまったのも多いのでしょう。
というわけで、1日と半日、ValとJoeと思い切り自然を楽しんできました。ここでニッコリしているのはちょっと寒い風に吹かれながら白雁を見た後、Valに白い可愛い帽子を貸してもらってご満悦の私の母です。相変わらずクリックすると大きくなりますが、本人の希望もあるかと思ってまたパスワードかけています。母の旧姓か、Aさんのお母様の旧姓がパスワードになっています(nameのところにローマ字で1回、passwordのところに同じようにもう一回)。本当に嬉しそうににっこりしているのでパスワードが分かる方は是非見てあげてくださいね。
というわけで、楽しい楽しい週末旅行でした。美しい景色を見て、心が洗われるってよく言いますが、本当にそれって真実ですね。またプルマンでお仕事頑張ろう!という気分になりました。運転を頑張ってくれたAさん、ロングドライブで楽しいおしゃべりをしてくれたお母様、ありがとう!
これで「Whidbey Island 週末旅行」シリーズはおしまいです。
Whidbey Island 週末旅行 (1)(2)(3)・(4)

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