Whidbey Island 週末旅行 (3)

読んでない方は「Whidbey Island 週末旅行 (1)(2)」からどうぞ。
家でゆっくりと景色を楽しんだりした後、じゃあ町を散歩に行こう!ということになってさっそく出かけました。外はとっても良い天気。まずはその有名なCoupevilleの大平野を見に行こう、となって歩いて行ったのがこの写真。写っているのはJoeです。こうしてひたすら平面の平原がずーーーーと続いています。地質学者の卵のAさんに聞いてみると、ここは氷河期が作り出した湖(つまり海からでもなく川からでもなく地下からでもない水源でできた湖)の底だったからこんなに平らなんだとか。そしてこのあたりは向こう岸にあるオリンピック国立公園の山々のおかげでRain Shadow Effectといってなかなか雨が降らない気候で、だんだんと乾いていってこうして平野となって残ったんだそうです。なんだか壮大な話ですね。


うっすらと見えるのはノースカスケイド山脈のひとつであるベイカー山(Mt. Baker)。この日は本当に天気が良く、裸眼ではクッキリハッキリ見えたんですが、デジタルカメラだとホワイトバランスの関係か、こうしてなんとなく境界線があいまいになってしまって残念ですね。銀塩カメラだったらもうちょっと大丈夫なんでしょうけれど。ロモを持っていけば良かったと何度も思いました。このマウントベイカー、こうして平野の上に見えるとそんなに高い山に見えませんが、実は標高3285メートルあります。日本一の富士山が3776メートルですから、結構近い高さですよね。カスケード山脈には他にもマウントレーニエ(4392メートル)やグレイシアピーク(3213メートル)、最近の火山活動で有名なマウントセントヘレンズ(2549メートル)、マウントアダムス(3742メートル)などなどかなり標高の高い山々が連なっています。
そしてこちらはその平野を見下ろしたあたりから、ずーーっと太平洋の海岸まで続いているハイキング用のトレイル。ハイキングといっても2マイルほどしかないので、ヘタレな私でも平気でどんどん歩けます。こうして山を見ながら、平野を見下ろしながら、海間で歩けるなんて(しかもそれは太平洋)、本当に信じられないほど良いところ。しかも今年はいつもの気温よりずっと高くて過ごしやすく(でもこれからの乾いた夏がちょっと怖いですけれど)、とても良い休日となりました。それにしてもこうして写真をみると、もしかしたら海の方がこの平野より高いところにあるのかしら?と思ってしまいますね。
そしてここがその海辺。すっかり丸くなったカワイイ石がゴロゴロと落ちていて、石好きのAさんは大興奮して石を拾いまくっていました。何に使うのやら。Joeが見ているのは対岸のオリンピック国立公園から1時間おきに往復するフェリーです。太平洋からシアトルまでやってくる船はどの船もこのCoupevilleの横を通ってくるらしく、それはもう様々な種類の船を見ることができるそうです。つい最近はアブラハムリンカーン号という軍の航空機離着陸に使う船が入港していて、ニュースで「今Whidbey Islandに住んでいる人なら見ることができます」と聞いて飛び出していって海辺に行ったらしっかり見る事ができたんだとか。それはもう巨大な船だった、と興奮気味にJoeが話してくれました。
Whidbey Island 週末旅行 (4)」に続きます。
Whidbey Island 週末旅行 (1)(2)・(3)・(4)

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