Whidbey Island 週末旅行 (2)

読んでない方は「Whidbey Island 週末旅行 (1)」からどうぞ。
この写真はValとJoeの家のリビングルームの反対側にあるダイニングエリア。写真では小窓からの逆光でそれらしく映りませんでしたが、なんだかとっても雰囲気の良い居心地抜群のダイニングエリアです。小さな暖炉があって、小さな本棚があって、とても素敵。ここでお昼にはグリーンピーとローストハムのスープ、夜にはハリバット(大カレイ)のハーブソテイなどをいただきました。母が発見したのですが、この窓の外にある木にJoeがぶら下げておいた野鳥用の蜜水にハミングバード(ハチドリの一種?)が来ていてとても可愛らしかった。Joeはその蜜にそのハミングバードが来てくれることを願っていたんですが、来てくれたのを見たのは初めてだとかで、これから発見してくれた母の名前をとって「サエコバード」と呼ぶよ!と喜んでいました。


地下に降りてみると、作業台の上の裸電球が点されていて、何かを温めているようだったので写真をとってみました。ValとJoeはこの地下室は空洞になっている状態でこの家を買ったので、まだいろいろな部分が殺風景になっていますが、ちょこちょこと部屋がひとつずつ完成していっているようでこれからも楽しみです。地下室にはこのがらーんとした作業室のほかに、小さなかわいいバスルーム、そして大きなファミリールームがあります。それにしてもこの作業台で、何を温めていると思いますか?
答えはこちら。なんと、ピーマンの苗木でした。英語でピーマンはペッパーと言います。もちろん、胡椒もペッパーですけどね。唐辛子もペッパー。唐辛子とピーマンはナス科で同じ科です。まあそんなことはどうでもいいんですけれど、こうしてカワイイ苗木を育てて、Joeはきっとこれからピーマンを家庭菜園(というにはあまりに広大は畑ですけれど)で育てようというところでしょう。これはうちの父も負けていられないはず。お父さん、野菜作り、まだ始めて数年でしょうけれどJoeに負けないように頑張ってね!
そしてこちらは上にちらっと書いた、ファミリールームの窓辺。1階にある大きな窓のある方角と同じ方角にこうして窓があるので同じような風景が、ちょっと低い視界で見る事が出来ます。ここからも、もちろん太平洋が見えてうっとり。平野も思う存分堪能できます。見えているカウチはソファーベッドで、この部屋にはすでにベッドがふたつありますが(下の写真)、さらにもうひとり泊まることができる、ということになっています。この部屋には小さな暖炉もあります。いつも思うんですが、アメリカのお家って「小さなかわいいお家」と思って入るんですが、よーくよく家具を見ると、家具一つ一つが巨大で、実は家も巨大なんだなぁと後で気付きます。単純にまわりが広すぎて家が小さく見えてしまう目の錯覚なだけなんですよねぇ。
そしてこれがそのベッド。いつもこうしてかわいくベッドメイクされていて、突然のお客さんでもいつでも泊まれるようにValとJoeは心がけているようです。ということはいつでも遊びに行っていいってことね!とちょっと冗談で言ってみたら、「もちろん!」とあっさり言われて嬉しかったんですけど恐縮しました。一生かけて感謝してもしつくせないと思っているのに、こんなに私にもAさんにも母にも誠心誠意よくしてくださるValとJoeなのです。
そして廊下に出ると、ちょっと暗いところで長方形の窓から見える景色がまるで絵画のように、切り取られた景色になっていたので写真をとってみました。このCoupevilleという町は歴史的意味が大きく、このまま農家を残し、自然を残そう、ということになって以来、わりと厳しいルールの下で町自体が管理されています。現在以上の開発をしてはいけない、というルール。つまり、今ある数以上の建物をたててはいけないのです。いまある農家は農家として保存しなければいけないのです。ValもJoeももちろんそれを知っていてそのルールに賛同してここに引っ越して来たのです。ふたりとも週に1度、町の環境保護のためのボランティアとして(Valは環境図書館の図書館員として、Joeは昔の開発時代に作られ、荒れ果てた数限りないフェンスの除去作業員として)働いているそうです。
Whidbey Island 週末旅行 (3)」に続きます。
Whidbey Island 週末旅行 (1)・(2)・(3)(4)

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