このエントリーのコンセプトについては「はじめに」をお読みください。
今回のお題(Economist誌より):
Saajid Badat was convicted in Britain of plotting to blow up an airliner using a shoe bomb, a device almost identical to the one used by Richard Reid, the British shoe-bomber caught trying to blow up a plane en route to the United States in December 2001.
B子さんからのメール。
PTW
Saajid Badat氏は航空機を地雷で爆発せようと企んでいるとしてイギリスで有罪を宣告された。この地雷は2001年12月、アメリカで航空機を爆破させようとしたイギリスのRichard Reid氏が使用した物とほとんど同一である。
Saajid Badat氏は航空機を地雷で爆発せようと企んでいるとしてイギリスで有罪を宣告された。この地雷は2001年12月、アメリカで航空機を爆破させようとしたイギリスのRichard Reid氏が使用した物とほとんど同一である。
H先生からのメール。
毎年この時期に書いている気がしますがぁ<笑>
外国書講読の授業でも話したように、BTW/PTWのような最新の時事問題の場合は、特に新しい辞書が必要です。例えばB子さん担当記事に出てきたshoe bombは靴爆弾。靴のつま先に仕込まれた高性能爆弾。これを乗客として機内に歩いて持ち込んで自爆するのでしょう。地雷(mine)ではありません。shoe bombはかのランダムハウス英語大辞典にも載っていません。おそらく近年のアラブ系の自爆でよく使われるようになったからでしょう。
最新用語の辞書としてお薦めなのは(僕は亀元君に教わったのだけど)、PC上で使う辞書で、「英辞郎」です。見出し語は現在133万語あります。常時細かい増訂を繰り返しています。CD-ROMつき書籍・download・CD-R郵送の3つがありますが、最初のは語数が若干少ない上に少し高いです。しかしいずれにせよ、紙の大辞典より遙かに安く買えます。windowsでもmacでも使えます。
downloadとCD-Rはwww.eijiro.jpから申し込めます。CD-ROMつき書籍はアマゾン等でも買えます。僕は第一版(100万語)の書籍版を持っていたのですが、大幅拡充した第二版(133万語+例文増)が出たという話を聞いたので、CD-R郵送での購入手続きをしました。入手次第、使用感をここに書きます。
外国書講読の授業でも話したように、BTW/PTWのような最新の時事問題の場合は、特に新しい辞書が必要です。例えばB子さん担当記事に出てきたshoe bombは靴爆弾。靴のつま先に仕込まれた高性能爆弾。これを乗客として機内に歩いて持ち込んで自爆するのでしょう。地雷(mine)ではありません。shoe bombはかのランダムハウス英語大辞典にも載っていません。おそらく近年のアラブ系の自爆でよく使われるようになったからでしょう。
最新用語の辞書としてお薦めなのは(僕は亀元君に教わったのだけど)、PC上で使う辞書で、「英辞郎」です。見出し語は現在133万語あります。常時細かい増訂を繰り返しています。CD-ROMつき書籍・download・CD-R郵送の3つがありますが、最初のは語数が若干少ない上に少し高いです。しかしいずれにせよ、紙の大辞典より遙かに安く買えます。windowsでもmacでも使えます。
downloadとCD-Rはwww.eijiro.jpから申し込めます。CD-ROMつき書籍はアマゾン等でも買えます。僕は第一版(100万語)の書籍版を持っていたのですが、大幅拡充した第二版(133万語+例文増)が出たという話を聞いたので、CD-R郵送での購入手続きをしました。入手次第、使用感をここに書きます。
H先生より2通目。
CD-Rが今朝届いたので、使ってみました。見出し語が3割増えたのは確かめようがないのですがぁ。確かに例文は大幅に増えているようです。
使い勝手は、従来版同様、良好です。
英辞郎本体は単に大きなtext fileなのですがCD-Rにはwindows用の検索ソフトウェアも載っています。これをハードディスクにコピーして使います。
Macintosh用の検索ソフトウェアは付いていませんが、英辞郎Viewerという無料ソフトウェアで問題なく動作します。また、MacOS側に内蔵されている読み上げ機能によって、いちおうの発音もしてくれます。従来版同様、お薦めできます。というか、BTW/PTWにはほとんど必須です。紙版の辞書のようにかさばらず、検索も容易で、圧倒的に安いですね。
使い勝手は、従来版同様、良好です。
英辞郎本体は単に大きなtext fileなのですがCD-Rにはwindows用の検索ソフトウェアも載っています。これをハードディスクにコピーして使います。
Macintosh用の検索ソフトウェアは付いていませんが、英辞郎Viewerという無料ソフトウェアで問題なく動作します。また、MacOS側に内蔵されている読み上げ機能によって、いちおうの発音もしてくれます。従来版同様、お薦めできます。というか、BTW/PTWにはほとんど必須です。紙版の辞書のようにかさばらず、検索も容易で、圧倒的に安いですね。
私のメール。
キレイな訳だと思います。靴爆弾の件はH先生がご指摘の通りです。最初の方は、直訳で「航空機を靴爆弾で爆発させようと企んでいるとして」で、もちろん大丈夫ですが、意訳にする場合は、単純に「靴爆弾を使っての航空機爆破未遂容疑において」と訳するとすんなりいくかもしれません。最後のほうの、靴爆弾の説明の部分では、”en route to”で、「〜へ行く途中で」や「〜航路で」という表現になるので、それを使って「米国航路の航空機を」という訳にしたほうがいいかもしれませんね。あと細かいのですが、このSaajid Badatは有罪を言い渡された犯罪者(容疑者ではなく)なので、「氏」は不要でしょう。Richard Reidも同じです。ですから、
「Saajid Badatは靴爆弾を使っての航空機爆破未遂容疑でイギリスで有罪を宣告された。この靴爆弾は2001年12月に米国行きの航空機爆破未遂でつかまったイギリス人のRichard Reidが使用した物とほとんど同一である。」
となりますね。つまりこのニュースは2001年(かそれ以前)から近年まで、対アメリカ目的のテロが水面下で継続的に計画されており、かつ、その背後には同じ組織がいる(であろう)、ということを言いたいわけです。
「Saajid Badatは靴爆弾を使っての航空機爆破未遂容疑でイギリスで有罪を宣告された。この靴爆弾は2001年12月に米国行きの航空機爆破未遂でつかまったイギリス人のRichard Reidが使用した物とほとんど同一である。」
となりますね。つまりこのニュースは2001年(かそれ以前)から近年まで、対アメリカ目的のテロが水面下で継続的に計画されており、かつ、その背後には同じ組織がいる(であろう)、ということを言いたいわけです。