失敗ばかりの一日

今ランチタイムで、今日は今までのところいろいろと順調に進んでますが、昨日は本当に自分でも自分を大嫌いになるかも、と心配になるほど失敗ばっかりしてました。私は自分大好き超利己主義人間なのに、10年に1回くらいしかならない自己嫌悪に突入(実はもっと頻繁に突入すべきなのかも)です。
まず、朝からAさんとのんびり朝食をとっていたところまでは良かったんです。Aさんは9時からラボ、私は10時までにオフィスに行けばよかったんですが、私もそれまでにいろいろと外で済ませたい事があったので、8時半くらいに一緒に家を出よう、ということになったんですね。で、のんびり用意していたら、ハっと気づくともう8:35。Aさんは急いでいても、あんまり口で人をせかしたりする性格じゃないので、「車で待ってるね〜」と穏やかに、でも確実に行動でせかしてくれました。おお、急がなければ、と思ってあわてて外にでて、車に乗って、「あなたそんな格好で行くの?」とAさん。


と、自分を見ると極寒の真冬なのに、カットソー+ジーンズ姿の私。あれ?マフラーは?手袋は?ジャケットは?そしてコートは?と自分でも思い、バカだなーと思ってまた取りに帰ることにしたんですが、ついでに財布まで忘れていることに気づきました。「あー取りに帰って良かった」なんて思いながら「思い出して本当に良かった良かった」と自分を褒めつつ、財布を持って外へ。そのとき時間はもう8:45。
ごめんねーといいながらAさんを送り届けたのはもう8:55くらいじゃなかったでしょうか。Aさんはぎりぎりラボに間に合いました。いつも約束の5分前には準備万端で待ち合わせ場所に立っているような性格のAさんなので、こういうのは本当に申し訳ないです。ぎりぎりに到着、とかそういうのを極度に嫌うんですよね。あーごめんね。気をつけます。
そして私はひとり、とりあえずスターバックスへ。ホワイトチョコレートモカを買って、シアワセ気分をひとりで味わいながら、Kinko’sへ。とある大量のコピーをバウンド(綴じ?)してもらうために行ったんですが、その前に、あるPDFデータをKInko’sで厚紙にプリントアウトしてもらわなきゃ、と思って車の中でデータを買ったばかりのiPod shuffleちゃんに、バカ嬉しがりしながらコピーしてたんです。外に出てからおもいついたので、助手席側のところに立って、コンピュータを助手席に置いてやってたんですが(うちの車はバンなので外に立ってやると高さがちょうど良いのです)、そうこうしている間に横に車が止まったんですね。ほかにも駐車場はたーくさん空いているのに、なんでまた私のとなりへ?と思ってちょっと遠慮しながらも操作を続けていたら、案の定、「ちょっと助手席のドアが邪魔だから閉めてくれますか?」と言われました。
ああーごめんなさーい、と思って、ルーティン作業でドアをバーン、と閉めました。で、0.5秒後くらいに気づきましたが、ルーティン作業というのは、つまり、ロックをガチャ、ドアをバーン、という作業のことなんですよね。つまり、マヌケなロックアウトです。いわゆる内掛けってやつです。コンピュータ開けっ放し、助手席の窓から丸見え。ついでに横に置いた車の鍵もマヌケに丸見え。
携帯は車の中に置きっぱなしだったけど、なぜか財布だけはしっかり握りしめていたので、とりあえずKinko’sに入りました。そして「電話かしてください」といったものの、Aさんはラボで昼まで電話に出る事なんかないというのは分かっていたし、友達に電話したところで何ができるわけでもなし。ということでロックスミス呼びましたよーもー。だって、10時のアポイントメントに必要な書類は車の中だし、あんなにiBookが見えている+開いている状態でAさんのラボが終わるまでここに放置できないでしょう、と思ったし。ちなみにプルマンのロックスミスは332-0100ですよみなさん。もう暗記しちゃいました。ヤケクソで携帯に登録しようかな。でも携帯も込みでロックアウトしてるんですけどね。あーあ。意味ない。
それで財布はあったのでKinko’sでの用事はしっかり済み、お支払いも終わり、シャッフルちゃんの中のデータも無事にプリントアウトし、お会計を終わらせたところでロックスミスのお兄さんが約20秒でロックを開けてくれて、そのお会計$40也。20秒で$40ということは時給にするといくらだろう。1分で$120だから、ぎゃー$7200だ。あーあ。あーあ。まあ、車でKinko’sまで来たり、人件費とかいろいろあるのは確かですけど、それにしても割のいい仕事ですね。あーあ。何か他にいい方法はないものかとさんざん考えたけど、あのコンピュータが見えてる以上、なにも思いつきませんでした。あれさえ隠れていれば、歩いて行ってAさんにカギもらって、とかいろいろオプションはあっただろうに。
そしてぎりぎり10時にいろいろ終わって、5分遅れくらいでオフィスに到着。車をパーキングにとめて歩いている時間がなかったので、学部のビルのすぐ下にあるパーキングメーターに駐車して、走ってCarolynという去年うちの学部に来たばかりの若い先生とのアポイントメントに行きました。ついでに今学部のために作っているウェブサイト用の写真を撮っちゃえ、ということで彼女のポートレイトを撮りました。そしてついでに他の人の写真も撮っちゃおうと思ってオフィスを渡り歩き、そのうちパーキングメーターが切れる時間になったので、あ、車を移動しに行こう、と思って自分のオフィスのデスクの引き出しにデジタルカメラを入れ、念のためオフィスのカギを閉めて外へ。
車をパーミットを持っているパーキングスペース(Yellow 1)にとめたあと、歩いてオフィスに戻ると、オフィスメイトのLoriがいて、電気がついてドアが開いてました。それで、また写真を撮るためにオフィスを渡り歩こう、と思ってデスクの引き出しを開けると、そこにカメラがない。
ない!!!!と私は自分の目を疑い、青くなりました。もはやわけがわかりません。絶対、自分がどこかに置き忘れたはず、と思ってそれまでの行動をしっかりと思い出しながらカメラ捜索約40分。そして廊下でバッタリとKathyに出会いました。”Hi Masami”なんて通り過ぎて行ったKathyを見て思い出した!
私、さっきカメラを引き出しに入れようとしたときに、後ろから歩いてきたKathyに「なにそれ?カメラ?うすーい!かわいい!」とさんざん褒められて、いい気になって見せびらかしたんだった!そしてそのままカメラをジャケットのポケットに入れたんだった!そしてそのジャケットは今自分が着てるんだった!
もうアホかと思いますね。自分に大声で「バッッッカじゃないの?」と叫びたい。つまりその40分間ずーっと探し物を身につけていたのでした。
それで全てのやる気を失い、もう家で大人しく仕事しよう、と思ってあっさり帰宅しました。どうせ夕方の6時にはまたKinko’sに行かなきゃいけないんだし。そして6時までせっせと家でお仕事しましたよ。もう私の失敗はこれでだいたいおしまいですが、そのあと6時にAさんをオフィスまでお迎えに行き、ふたりして車のヘッドライトが片方消えていることに気づき、ズーンと落ち込み(ヘッドライトが消えていると警察にとめられる事が多いんです)、それからKinko’sに行き、Kinko’sでやろうと思っていた事は結局失敗におわり、それをうちの学部でやったら、まあなんとか出来たんですが、納得できない感じになり、テニスは応援していたマリアちゃんもデュッシーさんも逆転負けし、あーあ、という1日でした。
今日は朝からのミーティングもうまくいき、さっき急ぎの用事が入ったんですがそれもなんとか解決し、3月からのUniversity of Idahoでのお仕事のペーパーワークもうまくいき、まあ、今日は大丈夫かな、という感じですね。というより、私の注意力が散漫になっているのが100%の原因であってそれ以外の何が原因というわけでもないので、自分さえしっかり気をつけていれば実は何もイヤなことは起こらないのでしょう。
それにしても、何かを真剣に探している時って、「まってまって、ちゃんと考えよう」とか自分で一生懸命ココロの中でつぶやくので後で考えると笑えますね。ウチの母は、「遠山家(私の旧姓)は探し物の人生を歩むことになっているのよ」といつも言っていたんですが、人生のわりと大きめの割合の時間を、『物を探す』ということに使っているということです。「あれ、アレはどこ?」とガサガサ探す、そんな探し物の人生。詩的な名前の人生ですが、昨日は正直、そんな人生もうイヤ!と真剣に思いました。

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