クリスマス推薦図書

20041223_thephysicsofchristmas.jpgいよいよ日本はクリスマスイヴということなので、時間を持て余している人やこんな時に読書をなんて考えている方に、私が所有しているクリスマステーマのオススメの本を紹介したいと思います。まず1冊目はこの”The Physics of Christmas“という本。これは理系出身の人を中心にかなり楽しめる本だし、理系の職業の人へのプレゼントにもかなりいいんじゃないかと思います。私がもし、この本を読んだ事が無くって、これをプレゼントにもらったりしたらかなり感激するはず。


コンセプトとしては、科学系の記者である著者が化学、物理学などのアプローチでクリスマスを説明してしまおう、というもの。トナカイが飛ぶためのエアロダイナミックスの証明や、サンタクロースが太っている科学的な理由、ベツレヘムの流れ星は本当にコメットだったかどうか、ホワイトクリスマスを迎えるための条件、などなどかなり本格的です。
本の表紙のデザインも秀逸で、私はこのペーパーバッグ版を持っているのですが、表面に光沢処理がしてあってキラキラしていて、そのままクリスマスツリーのオーナメントになりそうな勢いです。
20041223_miracleone34thstreet.jpgオーナメントになりそう、といえばここで紹介する2冊目は、これはもう誰もが知っているストーリーで、映画化もされて大ヒットしましたが、クリスマスクラシックである、”Miracle on 34th Street“で、今年はこうして、かわいらしいオーナメントとセットになって売り出されています。オリジナルは1947年に書かれたもので、本当に子供の心には素晴らしい本だと思います。こういう本をこうしてギフトセットにして子供にあげるのはいいことかもしれない、なんてちょっとマーケティングに踊らされながら思いますね。信ぜよ、さらば救われん、というキリスト教な気配もありますが、フィクションとして、このお話は私はシンプルに好きです。映画もオススメです。映画は1947年版1994年版とあります。
20041223_skippingchristmas.jpg最後は、以前にここで紹介したこともありますが、ジョングリシャムの”Skipping Christmas“です。今年はこれをベースにしたコメディ映画、”Christmas with the Kranks“がヒットしてますね。ヒットはしてますが映画はあまり評判は良くないようですが、それはきっとこの原作の軽さ、ほんわかさのようなものがコメディのせいで失われているからだろうなーと思います。感動の大作、とか泣ける、とかそういう類いのお話ではありませんが、私はひとりの異文化(クリスマスの)の人間として、普通に心を打たれたので好きでした。
上の3冊、どれも軽く、簡単な読み物なので、クリスマスに時間があってのんびりしたい、という方、是非オススメします。私の大好きな読書スタイルは、まず牛乳をお気に入りのマグカップに入れ、2分電子レンジでチンしてアツアツにしたあと(やけどに注意)、ギラデリのピュアココアを小さじ3杯入れてホットココを作り、ホイップクリームをたっぷりいれて、またココアをちょっとふってそのマグカップを握りしめ、カウチに深く座って赤いお気に入りのニットのブランケットを膝にかけて3-4時間じーっと本の世界にひたるのです。なんとも幸せな時間。ときどきそのままウトウトしてしまうことも。これを書き上げたらさっそくホットココを作ろうと思います。

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