トレイシーの卒業パーティ

金曜日は、以前に書いていたように、Kathyという先生の家で、オフィスメイトで友人のTracyの学位取得記念のパーティがあったので行ってきたんですが、モンタナ出身のTracyの家族がみんな来ていて、本当に微笑ましく、感動的な気分になりました。家族全員でTracyのことを誇りに思って、みんなで喜んでいる、という状態です。写真は私がTracyにあげたちょっとしたギフト。


何を入れたかと言うと、百人一首の中から3首、読み札と取り札をセットにしてあげたのでした。無理矢理ですが、Tracyの旅立ちにぴったり来そうな歌と、あとはビジュアルで女性、男性、坊主、と3種類選んであげたんです。人にもよりますが、こういったアジアンアートを好む人には、このプレゼントは割と人気があります。こういうのはどうでもいい、という人もいるのでそのあたりをちゃんと考えるのが大事ですね。Tracyは、どちらにせよ、とにかく本当に素晴らしく良い人なので、何であろうが大事にしてくれることは分かっていたので心配することなくあげることができました。そして開けて、家族全員で信じられないほど喜んでくださったのでそれも嬉しかった。
こういうホームパーティでは立食で、ワインなどを片手に野菜スティック、クラッカー、チーズ、ナッツなどを食べます。日本人としてはお腹をすかせて行くと結構失敗します。あまり食べ物はないので。そしてひたすらトークトークです。いろんな人に出会うチャンスなのでとにかく人から人へ、話題から話題へ、と楽しくお話します。こういうときにどんな機会が待っているか分からないので、私はお誘いを受けたらだいたいよっぽどの理由が無い限り、断らないことにしています。それでちょっとしたお仕事を頼まれたりすることもあるので(実際、こういったパーティやソーシャライズの場で少なくとも4つは、後にお仕事を頼まれたことがあります)わりと大事なのです。
こういうパーティだとか何だとかいう話を書くと、よく聞かれるのが服装の話なんですが、95%はカジュアルで大丈夫です。写真は招待状なんですが、ふつうの紙やカードに印刷されていて、それで、どれくらいのフォーマルのレベルかというのが分かります。白くて何層にもなっていて、筆記体の印刷に金封などされていたら、それはブラックタイのフォーマルという感じ。こういうカジュアルなものであれば別にジーンズでも浮いたりする事はないです。でも私はジーンズだけは万一の場合を考えて、着ないようにしてますが。でもドレスなんて着た経験は一度もないですね。そんな機会、こんなカレッジタウンではめったにないような気がします。
そして宛先に、私の場合は”Masami and Family”などと書いてある場合は、家族を連れてきてね、ということで、ときどきは”Masami and Friends”なんて書いてあることもあるので、そういうときは友人もウェルカムということですね。でもだいたい、奥さんや旦那さんなどと一緒にくるのが普通だと思います。少なくとも、私はいつも、「旦那様を連れてきてね」と必ず言われます。
まあそんなことは結構どうでもいいんですが、いろいろな人とお話して、Tracyはオレゴン州のポートランドの大きな病院+大学の先生としてさっそく1月から勤めることになるので、お互いの将来についてなどいろいろと話し、「こまめに連絡を取り合おうね」と約束しました。大学の中は、こうして出会いと別れの場なので、割り切ってはいても、こうしてすっかり仲良くなったなーと思う頃にお別れしなければいけないのは本当にさみしいことだなぁとつくづく思ってしまいました。そして私はいつも見送る立場だなーと思ってワリに合わない!なんて思ったりして。

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