豆乳で作る豚汁

今日は雪が結構たくさん降りました。この冬、初雪ではないけれど、これだけちゃんと降ったのは初めて。ということであったまりたいので今日は豚汁です。冷蔵庫にある野菜をどんどん入れて、しっかり煮て作りました。アメリカでは薄切りの肉というのは売ってないので、お肉屋さんにお願いして「うすくスライスして！」とお願いすることも多いのですが、このスライスというのがクセモノで、たまに２ミリくらいの厚さにスライスされて、「こんなの手で切ったほうがマシだった」と悲しくなることもあります。で、結局我が家では凍らせたシャリシャリの状態の豚肉を包丁で薄くそぎ切っていく、という方法をとっています。といっても今日それをやってくれたのはAさんですけどね。Aさんお疲れさま。

で、豚汁ですが、私は豆乳で作るのが大好きです。まず、風味のためにごま油で豚肉を炒め、そのまま野菜入れていきます。日本だとごぼうだとかこんにゃくだとか里芋だとか入れますが、ここにはそんなものはめったに売ってないので、私は人参、大根、ジャガイモにしました。一通りまわりをいためたら、だし汁を入れて一煮立ちさせます。アクをとったあと、野菜がちょうど煮えるまで中火にして、お酒、おしょうゆで味付けします。
ここまでは普通だと思いますが、私はそこから豆乳を結構な量投入します（あ、ダジャレ…）。そしてお鍋の上からお豆腐（え！と言われますが、私は絹ごしをつかいます。だってぷるるるん、となるから）を、一丁かたまりのまま、入れます。そしてお玉でお豆腐をぐずぐずっとくずし、最後に火をとめて、お味噌をといて入れ、最後にまたお醤油で味を整えて、また火にかけて沸騰直前で火をけしてできあがり。お椀に入れたあと小ネギを結構大量に入れます。
豆乳を入れると、栄養ももちろんですが、スープが薄味でもわりとしっかり満足できる味にできあがるのでお気に入りです。豆乳は女性にはホルモンの調整にも良いんですよ。そして塩分控えめの風味たっぷりの豚汁が出来るのが嬉しいですよね。冬にあつあつの豚汁を食べるのはシアワセです。
副菜にはアスパラガスの炒め物にしました。アスパラガス、もう季節が終わっているのに、ディズモアズで安売りしてたんです。この炒め物、レシピ書いておきますね。アスパラガスはまず下茹でします。小さめのお鍋（アスパラガスがちょうど横にして入るギリギリの小ささがオススメ）にお湯をわかし、沸騰したら塩をたっぷり入れます。そしてアスパラガスは茎をそろえて、立ててお湯にいれます。そのまま３分ほどしてから全体を寝かして、あとは茹で過ぎに気をつけながら、タマにお箸でつまんで出してみて、指で固さをたしかめます。アスパラガスはこうやって時間差で茹でないと、先の方が茹で上がるのが早いので、茎側は固いのに先の方はボロボロ、という泣ける結果になるのです。私が病院で働いていたときは、そんな面倒なことやってられないので、茎と先とパッツリ切ってしまって、茎だけ最初ゆでて、しばらくしてから先を入れる、という時間差をやっていました。でも家なので全体があったほうが見た目もいいし、ということでひと手間です。
茹で上がったらお水にとります。これは緑色をキレイに保つため。そしてお鍋にピーナツオイルをほんの少量熱して、にんにくのつぶしたものを入れ、香りがたったところにアスパラガスを入れて、お砂糖を入れます。お砂糖が全部とけたところにお醤油をたらして、なじんだらできあがりです。私はアーモンドとか、カリカリベーコンとかと一緒に食べるのが好きです。
それにしても豚汁作りすぎました。この分だと明日もあさっても豚汁ですね。