ママの味コロッケ

今日、私の母のウェブサイト、カフィタフィをチェックしたら、私の大好物の母の特製コロッケが写真で載っていて、当然のように食べたくなって思い切り真似しました。母のコロッケのページ(ヒビノデキゴトというところの10/6の日記)と比べてみてくださいね!とりあえず見た目は似ているということでAさんは満足してくれました(彼はかなり、母のコロッケが食べたかったらしいです)。でも私も、わりと母の味に近づけることができたのではないかな、と自己満足してます。母のコロッケはじゃがいもの味を大切にした、ホクホクの洋風な味なのです。私もタマネギやお肉は入れずにじゃがいもとバター、塩こしょうなどで素朴に作ってみました。


今日コロッケのほかに作ったのは、例の伯母におしえてもらったサラダ。これはアーモンドやりんご(ハニークリスプ)、ミントなどなどを入れました。そしてこれには写ってませんが、ほうれん草とベーコンのソテー。お豆腐のお味噌汁、うさぎりんごちゃん、などなどです。
というわけで今日はすっかり人に影響されたメニューになってしまってますね。それにしても、じゃがいも、私はおととい、ディズモアズというスーパーで買ったんですけれど5パウンド(約ジャガイモ25コくらい)でたったの99セントだったんですよ!もう本当にびっくり。アメリカはたまにこういうのがあるのでびっくりします。本当にそれで元が取れているのか、買っているほうが心配になっちゃいます。
ところで今日はひとつ、論文をサブミットしおわりました。まだまだこれからリビュープロセスなので終わったわけではないのですが(というより始まったという感じ)、とりあえず一区切り、という感じです。そういえば今日オフィスから帰るときに、Microbiology LabのSに会って、またラボワークを教えてもらえるということになりました。私はまだまだちゃんと微生物を扱えていないので彼女のヘルプが必要なのです。頑張りまーす。
追記(10/8/2004):レシピを、というリクエストにおこたえして、ちょっと適当で申し訳ないですが、このママの味コロッケのレシピ書いておきますね。

じゃがいも (好きなだけ)
バター (じゃがいも中5コに対して大さじ1-2くらいずつ)
塩 (少々)
こしょう (少々)
好みの味付け (ハーブ、チーズなどいろいろ、なくてもいいです)
小麦粉 (適量)
たまご (適量)
パン粉 (適量)
揚げ油 (適量)
じゃがいもは皮をむいて乱切りにし、たっぷりの水で茹でます。竹串やお箸がスーっと通るくらいの柔らかさに茹で上がったところで水を切り(完全に切らなくても大丈夫)バターを入れます。私のコンロは電気なので余熱が残っているのでそこで残った水分を飛ばしたりしますが、それは別にしなくても大丈夫かもしれません。ここで熱いうちに一気にマッシュポテトにします。冷えてからはなかなかマッシュできません。クリーミーな感じにしたい人はなるべくちゃんとマッシュしたほうがいいと思いますが、私はわりとツブツブを残しておく方が好きです。そのほうが早い、というのも正直ありますけど。
ちなみに、これが私が使っているタイプのポテトマッシャー。どんなポテトマッシャーを使ってもいいと思うんですが、私はこのダブルヘッドになっているのを使ってからというもの、それはもう本当に使いやすすぎて手放せません。使った直後に洗えば、洗うのも大変ではありません。ポテトがくっついて冷えてしまってから洗うのは大変かもしれませんけれど。でも便利ですよ。ダブルヘッドのものを見かけたらぜひ使ってみてくださいね。ポテトサラダやコロッケなどこうしてマッシュポテトを作るのに使いますが、実はペイストリーカッターのような役目もするので意外に便利に使っています。
さてそして、お鍋のなかでマッシュポテトにしたものを、ボウルにうつします。単純に冷えるのを早くするため。そこで好みで味付けをします。私は塩こしょうのみ。そしてヘラでまぜてすこし練り込むような感じにします。ここで私は少量の生クリームを入れたりもします。この味付けは楽しいところで、ハーブをいれたりしてハーブの味にするのもいいし、パルメザンチーズのFine Grindのものをいれたりしてチーズコロッケにしてもいいかと思います。このへんはポテトをいっぱい茹でてボウルにわけていろいろな味にしてもいいかもしれません。
すこーし冷えて、手で触れるくらいの熱さになったら、形作り。これはどんな形でもいいんですが、私はうちの母の真似ですから、ゴルフボールくらいのサイズにころころと丸めていきます。衣をつけるときにどうせまたさらに丸くするので、ここではあまり神経質にならなくてもいいと思います。ここで、今すぐ食べないものは、ラップにくるんで冷凍していいと思います。私はよくやってました。ラップのままチンして、衣をつけて揚げるだけ、という感じになりますよね。
さて、それから小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけます。このプロセスはわりと面倒ですよね。わたしは小さめのボウルにそれぞれ少しずついれて、左手は絶対使わず、右手だけでやります。だってこれやってる途中で電話がなったりしたら、大パニックじゃないですか。あ、でも溶き卵は最初から余分に入れます。途中でもう一度卵の殻を触ってしまうのはちょっとイヤなので。話がそれますが、私はこの「衣付け」のプロセスのときにいつも思い浮かべるのが宮沢賢治の「注文の多い料理店」。って、ベタすぎますね、みんなそうなのかもしれない。だって、私の右手の指の先が、だんだんちゃんとした衣に覆われていって、ひとさしゆび、なかゆび、くすりゆびあたりが完全な小さな揚げる前コロッケみたいになるじゃないですか。ちょっとえげつないですけれど。宮沢賢治はコロッケつくりながらあの話を思いついたのかなーと思うくらいです。まあそんなことどうでもいいんですけどね。パン粉までつけおわったら、わりと扱いやすくなるので最終的に形を整えます。
すっかりコロッケになった手をキレイにあらったら、揚げ油の準備です。私はサクっと揚げたいけれど、やっぱり健康も気になるのでミックスオイルを使っています。でもこれは好みでしょうね。サクっに近づきたい場合は飽和脂肪酸を選び、健康に近づきたい場合は不飽和を選ぶのが良いでしょう。私は、お鍋に普通のキャノーラオイル(単・複不飽和)と、オリーブオイル(複不飽和)を2:1くらいで混ぜて、すこーしだけショートニング(飽和)もいれて火をつけます。別にふつうの植物油だけでも全く平気です。火の強さは中火くらいでしょうか。でもこれはコンロによって全然ちがいますよね。うちのコンロはHi heatがありえないほど熱すぎ、Mid heatが中途半端に生ぬるいので Mid-hiとhiの間くらいでやります。油がすこーしシュワワワとなってきたら、衣をつけたときにあまった卵とパン粉が混ざったようなカスを入れてみて、一回しずんでふわーん、と上にあがってくるくらいの熱さになったら(沈まないようだったら熱すぎ、沈んでしばらく浮かんでこなかったら冷たすぎ)コロッケを投入です。私はトングで入れて、そのままコロコロと油の中を転がします。いい感じの色になれば油から引き揚げてできあがりです。バターの味がおいしいのでそのままが一番ですが、どうしても何かをかけたい場合は、この味付けだとソースよりおしょうゆのほうが合うかと思います。参考までに。

私信:お母様、もしお母様のレシピなどあればコメント書き込んでくださいね!

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