Good-Bye My iMac Blueberry

1999年の8月に念願かなって購入したiMacですが、今月5歳の誕生日を迎えてもちゃんと動いてくれていて、本当に頼もしい限りだったのですが、やっぱり移り行く時代と、速度についていくことができなくなって、昨日、バイバイすることにしました。といっても売ったりするわけではなく、お蔵入りにするだけなんですけどね。このiMacはAirport(日本ではエアマック)が使えないタイプなので、我が家のワイヤレスシステムに参加できないため、ひとりでEtherportを占領していて、非経済的だった、というのが実は大きな理由です。最後に写真を撮ってあげれば良かったんですけど、すっかり忘れていたので、ここに引っ越してきてセットアップしたときに携帯で撮ったボケボケ写真を。


でも、言い訳するわけじゃないんですが、完全に見捨てるわけじゃないのです。要は、外側部分とCPUが、時代に取り残されてしまっているだけなので、ストレージ部分、つまり、3年くらい前にオリジナルの6GBと入れ替えた、ハードディスクは40GBあるのでまだまだこれは十分現役で使える訳です。ということで、iMac分解のお決まりの姿勢、逆さまにクッションの上に鎮座させて、すっぽりと「脳みそ」を取り出します。iMacは分解が異常なほど簡単な機種です。誰でもメモリを差し替えたりできるようになっています(特に私のあとの世代のものとか)。これも、メモリをマックスにし、ハードディスクを交換し、しかも!IEEEポート、つまりファイアワイアポートを増設し(ついてなかったんですよ!これがなきゃiPod厳しいでしょう)、そしてCPUも従来のG3 333MhzからG3 600Mhzにクロックアップしてるんですよ。これだけ私なんかが簡単にいろいろできるということは、それだけフレキシブルなマシンだったということでしょう。
これが取り出したマザーボード、CD(外してあります)、ハードドライブ(これは40GBのものを外してオリジナルの6GBをもう一度付け替えたもの)などなどのパーツが美しくこうしてひとつのコンパートメントにはまっているのです。機能美ってこのことだなぁって、分解する度感動します。さっき、分解がしやすい、と書きましたが、このハードドライブを引き出すのはちょっとトリッキーです。底にツメが2こあって、それがうまい具合にしっかりとかみあっていて、外れないのです。ちょっと押し込んであげて、ゆっくり持ち上げるとスススス〜と出てきます。そしてこのホコリの量!!!普通にアレルギー症状が出ます。仕方ないですよねぇ。ファンがついているタイプのコンピュータはホコリとりみたいなものですから。
そしてキレイにお掃除してあげて、元通り組み立てて、こうして箱にいれてあげました。取り出した、40GBのハードドライブをどうするかというと、もちろん外付けとして使うのです。Aさんがデンノー(Mathey)のFireWire 3.5″ DiskDrive(FIreWireのハブ付き!)を持っていたのでそれを譲り受け、それにすっぽりといれて、今使っているiBookにさしたら、何事も無かったかのように私のデスクトップに私が”iMac Blueberry”と名付けたハードディスクがマウントされています。中身も全く同じ。同じシステム(ジャガーです、iBookはすでにパンサー)で起動もできます。でも、これをもし試そうという方は、バックアップをお忘れなく。私は大容量でしたが、AさんのiPod (40GB)でさくさくとバックアップできました。でもクラッシュもなにもなかったので、必要はありませんでしたが、それは結果論。
キーボードもマウスもキレイにお掃除し、こうしてアクセサリーボックスに入れて箱に収めました。それにしても、これが5年前に家に届いたときはすごく嬉しかったなーとなんだかしんみりしてしまいました。相手はコンピュータなのにバカみたいですよね。でも、あのときは実は、大学を卒業して、マスター(修士)コースに入る事がきまって、ホントにあたしなんかにできるかなーと不安で、なんだかいろいろ気分的にすぐれず、でもこの愛すべきiMacが来て本当に嬉しくて明るい気分になったんです。私が持っていたLC630、PowerBook 1400にも愛着はありましたが、このiMacは特別だったな。iMacちゃん5年間どうもありがとう!という気分なのです。

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