ステップトウでランチ

今日は、雲は多いんですが、風は気持ちいいし、お天気も良い土曜日となったので、Quizno’sでサブサンドイッチでも買って(私はハニーマスタードチキンサブ、Aさんはローストビーフサブ)、車で1時間弱のところにあるステップトウと呼ばれる小高い丘まで行って食べようということになって行ってきました。写真左側に見えるのがその丘。実はこの丘、ものすごく固い、クォーツァイトと呼ばれる岩石で出来ているのがユニークなのです(ジオロジスト談)。すごく昔から突出した丘だったみたいですね。もうこのあたりはすっかり小麦色、黄土色になってしまって殺風景に見えるかもしれませんが、肉眼で見るとわりとキレイだったりします。


全体像はこんなかんじ。これを歩いて登ろうなんて言われちゃったら私はかなり躊躇しますが、どうやら車で頂上まで行けるということでホっとしました。こんな弱い気力じゃダメだとは分かってるんですけどね。私も、私の姉も、小学生のときにほぼ毎月キャンプに行くクラブに所属していて、それはそれですごく楽しかったのですが、あまりにサバイバルなワイルドキャンプを経験したため、大人になってから「アウトドアにあこがれる」ということはないのです。
だって、トイレがなくて穴を掘って用を足すなんて当然、お風呂にはいらず1週間そのままだったキャンプもあり、泥沼の中を歩いて異動するため同じ洋服で3日以上過ごす事もあり、テントからの雨漏りなんて毎日起こり(支柱の周りに寝るのは絶対避けたかった)、さらには豪雨の中遭難して泣きながら歌を歌って不安になったりしたこともあり、通常では考えられないほどのワイルドなキャンプばかりだったんです。いろいろ学びましたよ。テントのシートをしいたあと、ペグで固定したらその周囲には深さ15cm以上の溝を掘って、さらに低地に導かせる水路を作るのなんて、ガンガン晴れてる夏のキャンプでも身体が覚えてやってました。小学1年生でさえ、分担したお米を1合ずつリュックにいれて歩くんですからね。
そういえば、今思い出しましたが、落としたパンをどこかの小さな子供が水道で洗ってしまって、すっかり濡れてなんだか分からなくなってしまったパンだって食べましたよ。だから、大人になっていまさら「ワイルドなアウトドア」なんていわれても、「いや、もういいよ、十分やりました」という気分になってしまって、やる気が起きないのです。シャワーがちゃんとできて、グリルなんかもついててトイレ完備な、「それってキャンプじゃないじゃん」と思われるような”Civilized”キャンプなら楽しくできそうですけどね。ってあたし中途半端ですね。でももしかしたらハイキングとかトレッキングとかなら楽しくできそうな気がしないでもないですけど。「やりとげ」感というかロマンチシズムというか。
話が飛びましたが、ステップトウの頂上からの眺めが上の2枚の写真です。ベージュと茶色のパッチワークでかわいいのです。頂上にはびっくりするほど人がいて、しかもクラシックカーがずらりと並んでいてびっくりしました。写真はその中の数台(手前はオレンジ色のなんだろう?カマロかしら?)。その場にいた20人以上の人がひとつのグループだったらしく、Aさんは「ちょっと集合写真とってー!」と頼まれて撮影してました。なんだか微笑ましかった。
そしてその人々はそれぞれお互いに自分のクラシックカーのエンジンを見せ合いっこして自慢げだったりして子供みたいなのでした。みんなでっぷりと太ったなんだか中階級なりにもリッチそうな夫婦ばかり。しばらくしても立ち去りそうにないので、私たちは360度のこのパルーズの丘のパノラマを楽しんだあと、少し下に降りて、そこから下を見ながらサブサンドのランチを食べたのでした。
新学期が始まってバタバタしていたし、なんだか気ぜわしい感じだったのがこれでなんだかスッキリしました。週末ちょっとこうして数時間でもお出かけするのはいいですよね!
帰ってきたら夕方の4時からいよいよ始まりました。NCAAのフットボール!シーズンの開幕を飾るのは、わがPAC10が誇るUSC(ランキング堂々の1位)と名門Virginia Techです。うちの大学は来週末から始まります。今年はゲームを見に行くことはなかなかできそうにないですが、テレビとラジオで夢中になって応援する予定です。でも、今年はさすがにもう弱いクーガースらしいですけどね…。

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