スカーフの結び方あれこれ

私は10代のころからスカーフが大好きで、多分それはうちの母が持っていた、1980年代に発行されて、まだ今も信じられないほどおしゃれな本、「失敗しないおしゃれ」シリーズの影響なんです。この「おしゃれ」っていう響きがまたグっときます。90年代の「オシャレ」じゃなくて80年代の「おしゃれ」の響き。これはフランソワーズモレシャンさんの著書で、ファッションの話を中心に、話し方、身のこなし、なにもかもがフランス人のモレシャン風、というかなりマニアックな内容です。またモレシャンさん、っていうのがいいですよね!彼女を思い浮かべると笑顔になってしまいます。80年代って素敵なのとモサいのが紙一重って感じ。それにしてもこの本、今も手にはいるのかしら。それにいかにいろいろスカーフを楽しむかというチャプターがあり、若い私は、「大人になったらスカーフをたくさん買おう」と固く心に決めていたんです。でも今大人になった私にとってスカーフはやっぱりコンサバティブなアイテムだし、アメリカはカジュアルの国だし、ということでなかなかスカーフをする機会はありません。でも「おお!」と思うものがあれば、うっかりお財布を出してしまうこともよくあります。


写真は今アメリカに持ってきている、お気に入りの中のお気に入りで、かなり厳選して持ってきたスカーフ達。日本にはまだまだいっぱい持っています。手前のふたつはCOACHのもの。コーチのスカーフはシンプルな幾何学模様を単純に並べているものが多く、しかも素材は必ずシルク100%なので私はお気に入りです。しかも価格もかなり良心的。左の白黒ストライプのものは$20くらい、右のブルーに白の大きなドット+黒いストライプは$40くらいです。どちらももともと細長いデザインで簡単にベルトに使ったりヘアバンド風に使えたりします。私の経験では左のものはわりとフォーマルな時、ベージュや黒などのスーツに会わせたり、ストンとした白いスーツのパンツにベルトに使ったりするといい感じな気がします。右のはもっとカジュアル。ジーンズにも合います。
そして奥の水色で白のドットのものと、赤で白いプリントのものはどちらもagnes b.のもの。これもどちらもチャイニーズシルク100%で、価格はそれぞれ5000円程度。水色のほうは巨大でボリュームを持たせる結び方のときにいい感じです。赤い方はかなり長めの長方形で、私は首を長く見せる、後ろで結ぶタイプのいわゆるロング巻きという巻き方にするのが好きです。そしてシンプルな黒に白ドットのスカーフはいつだったか、同じくスカーフ好きな姉(彼女もモレシャン影響をくらったクチでしょうか、今度聞いてみます)が買ってくれたもの。こういうベーシックな小さめのスカーフはかなり役立つのでスカーフを日頃使わないっていう人もひとつ持っておくといいと思います。高価じゃなくても、ポリエステルでも、なんでもいいのです。
そして何より嬉しいのがその上にくるっと巻かれてのっている今私の中で一番嬉しいスカーフ。これは私が学位をとったお祝いということでAさんのお母様がHermesで買ってくださいました。はやりのプリーツタイプで、巻き方によっていろいろな表情が楽しめます。左の写真は銀座エルメスのお姉さんが教えてくださった巻き方。言葉で説明するのは難しいですが、まず首に普通にスカーフをかけます。そしてスカーフ先が三角形にとがっているはずなんですが、先から約7-8センチくらい手前、そして内側(自分の身体に対して内側ということ)を両側ともつまみあげます。つまみ上げたところをおたがいに普通のから結びをすればこういう感じにパっと花が咲いたような結び目になります。この説明でよくわからなかった方、詳しくはエルメスのお姉さんにきいてみてくださいね。ほかにもこのプリーツスカーフはいろいろ結び方を楽しむ事ができます。
今サーチしてみたら、私が見つけたサイトではいろいろなスカーフ使いの工夫が紹介されていました(管理人さん、リンクさせていただきました、ありがとうございます)。「その1」ではバッグとの組み合わせ、「その2」ではこういったプリーツスカーフの使い方など、色々楽しいですよね。私も試してみましたが、ふつうのスカーフと違ってかなり簡単にできるのでオススメです。ほかにもオススメなのが、このサイト(リンクさせていただきました)。イラストや写真つきでとっても分かりやすいです。あ、このサイトに私が上で書いた、「ロング巻き」というのが書いてありますね。この写真があると分かりやすいと思います。
ところで、私はスカーフを使う時はかなり気をつけてTPOをわきまえるべきだと思っています。カジュアルタイプのものは特に気をつける必要はないと思うのですが、フォーマルなパーティなどで立食などの場合はスカーフは避けるべき。また、面接などでスカーフをするのは同じく避けた方がいいと思います。私は、スカーフを使うというのは、その場、あるいは会う相手に尊敬を見せ、自分を控えめに見せるとき、と思っているんです。パーティではスカーフは重苦しいし、面接ではスカーフはコンサバティブに見え過ぎだし。というわけで、使うべきだと思うのはちょっとピリっとしたビジネスミーティングや、コンベンション、カンファレンスなど。自分をおさえつつ、過剰にならない程度に自己表現をしなければいけない場面だと思っています。

2 Replies to “スカーフの結び方あれこれ”

  1. 初めまして。
    今晩は。大阪に住む美貴子と申します。
    最近、スカーフに憧れて自分に合うものを
    探そうと思っています。
    私自身はセンスは良くない方ですが、
    スカーフがとても素敵に見えて
    私も素敵に結べるように頑張ります。
    管理栄養士の先生でいらっしゃるのですね。
    私は免許を取っただけなので
    管理栄養士ですとはとても恥ずかしくて
    大きな声では言えませんが、、
    管理栄養士にもオシャレな方がいらっしゃるのだなぁと
    嬉しく思いました。

  2. 美貴子さん:初めまして。大阪の方なんですね!スカーフ素敵に使っている人ってあこがれますよね。管理栄養士にもオシャレな方が、というくだりでなんだか笑っちゃいました。確かにほんと、管理栄養士さん、と聞くと、まるまるとしたちりちりパーマの頼れるお母さんっていうイメージで、スカーフとはちょっとかけ離れてる気がしますよね!それはそれで素敵ですけどね!それではこれからもどうぞよろしくお願いします。

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