The Safety of Objects

20040813_thesafetyofobjects.jpgThe Safety of Objects (2003), (C-)
私はA. M. Homesさんの原作を読んだのですが、映画は、見終わって「ふーん」という感じでした。原作は短編集ですが、映画はそれを無理矢理にひとつの話にした感じ。上手にまとめたなぁとは思うし、最後にすべてが明らかになるところ(特にジョニーのところ)は脚本の力に、おお、という感じでしたが、結局可も不可もなく、といった感じ。妹ちゃんはもうちょっとデブっていて欲しかったし、サムも男の子のほうが良かったし。学ぶ事もあるようでないような感じ。でもひとつだけ思ったのは、今私が家族に何の不幸もなく、苦しみもなく、痛みもなく、漫然として幸せに生きていること自体が、わりにつなわたりのようなファインラインの上を歩いているような感じなのかも、という感じ。ふと見渡すと、いかにたくさんの人々が逆境をこえて素晴らしく生きているかが見えて自分を甘く甘く感じます。謙虚になろう。ってそんな感想を持つような映画でもないんですが。原作のほうがオススメです。ぎょっとするから。
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