私のボケボケ写真や、なんてことはない「我が家の食卓」写真などを見られてしまうとこんな日記を書くのは死ぬほど恥ずかしいのですが、たまに(でも1ヶ月に1回くらいも!私にとってみると超頻繁!)メールをいただいて、写真を撮るときのテクニックを教えてくださいなんて書いてあったりすることがあります。どの写真を見てそんなことを書いているんだろう?と不思議に思いますが、もしかしたら私がこのサイトでエラそうにロモについて語ったりしているので、知識があるなんて勘違いされているのかもしれません。ないです。しかもヘタクソだし。
でも、それでも、やっぱりたまに聞かれることだし、この際まとめて、「私が」気をつけていることをまとめて書いておこうと思います。
1. 切りまくる
なにを、ってシャッターを、です。フィルムのものは以前は現像代を考えるとなかなかそんなにたくさんシャッターをきるのは無駄な気がしていたのですが、今はオンラインなどでプリビューして、それから現像してもらうってことができるし、そしてなにより、デジタルカメラがあるし、シャッターはこの際切りまくるのが正解かと思われます。ちょっと上下を変えたり、アングルを変えたり、光の量を変えたり(ここまでくるとちょっとマニアック)、マクロにして近づけたり(これもちょっとマニアックってそうでもないか)、オブジェクトを撮影しているのならレイアウトをかえたり、人をとっているなら単純にタイミングを変えるだけでも表情はまったく違います。1枚とって1枚できあがり、というよりも10枚とか20枚撮って、その中のVery Bestをできあがり、とするとやっぱりクオリティは単純にあがると思うんですがどうでしょうか。
2. 絶対切らない
これまたなにを、って足を、です。一般的に、どこかに旅行に行ったりすると、何か観光地でみんなで集まってハイチーズなんてことになりますよね。そういうとき全身と、背後の風景とをスナップ写真として撮ることが多いと思うんですが、なんとまぁ、足が切れた写真の多いことか。つまり、微妙なフレーミングなのです。背後をなんとか入れようと気にするあまり、人物全員の足首から下がフレームから切れてしまっているんですね。これはものすごい量ありますから気をつけて自分のアルバムとか見てみると思った以上にあって、笑えると思いますよ。これを、足の先まで気をつけてフレームに入れるだけで写真ってちょっとだけシロウトっぽくなくなると思います。上半身を撮る場合や、景色が壮大すぎる場合、なにか別のオブジェクトをフレームにいれなければならない場合、などは例外ですが。
3. ラインを合わせる
被写体がナナメになったりしているような、アングルのついた写真はとてもカッコ良くみえるときが多いのですが、無駄にカメラをナナメにして撮ればいいということではないみたいです。ヘタすると船酔いしてしまいそうな写真ができてしまいます。そこでどうすればいいかというと、フレームを覗いたときに、なにかのラインを見つけます。テーブルの足の線だったり、窓のフチだったり、誰かがちょっとかたむけて持っているワイングラスの線だったり、なんでもいいんですが、ラインを見つけ、それに平行かあるいは垂直にフレームを作ってみると、どんなにささいな線だったとしてもなんとなく写真がピシっとしまると思います。もし、見える線がすべてすでにフレームに平行か垂直の場合は、実は立ち位置が悪いことが多いですね。真正面向き過ぎです。自分が立っている位置を変えると、何らかの線はナナメになってくれます。まあ、私もシロウトなので、これもなんとなく、なんですけどね。
と、こういう私の3原則(?)を書いてみました。といっても私もこれに必ず従っているわけではないんですけどね。参考になれば嬉しいです。