昨日、あの!有名人のピータージェニングス氏がうちの大学に来ました。ワシントン州立大学のSchool of Communication(コミュニケーション学部)は全米でもかなり指折りの良い学部なのですが、その学部の1930年の卒業生でジャーナリズムの巨匠と呼ばれる、Edward R. Murrow氏の名前で放送界に貢献した世界中のキャスターやジャーナリストに贈られるモロー賞というものが毎年、授与されることでも有名なのです。
そして今年はABCのPeter Jennings氏(日本でもケーブルに毎日登場するほどの有名人ですよね)が受賞ということで、このような光栄な賞を受賞するにあたって、わが大学のあるPullman市までわざわざ来て、受賞式に参加、スピーチをしたのでした。その様子はこちらでウェブストリーミングで見ることができます(Real Player版・Windows Media Player版)。
時間のある方は、是非、是非、このストリーミングを見てみてください。最初のスピーチのところが終わったあとの、受賞前の紹介ビデオには、ジェニング氏が彼のキャリアでカバーしたニュースが次々に流れるのですが、ここ20年以内の大きなニュースの全てに彼は存在し、コミットし、感情を押さえながら、混ぜながら、あらわにしながら、こうしてブロードキャスティングしてきた、というのがクッキリとダイジェストされています。最近の彼のアンカーとしてのニュース番組へのコメントはたった3秒ほどのコメントなのに涙がこみあげるほどです。受賞スピーチにも、「さすが!」と思わず言ってしまうほどの彼のナチュラルさ、ユーモアセンス、世界にコミットしている真摯な態度、すべてをちょこちょことかいま見ることができます。とにかく、なにもかもが、オススメです。うちの大学のサーバーに、このファイルがあるうちに、是非どうぞ。