The Passion of The Christ (2004), (B)
日本で放映されるとしたら「パッション」という題になりそうだということですが、アメリカでもPassionと呼ばれているこの物議をかもしだしている映画、あまりに気になって観に行きました。キリスト教のことを全く知らない人は予習が必要な映画かもしれませんね。ジェイダがなんであの行動をとったのかとか、本当の最後の晩さんの意味とか、リザレクションについて、マリア様について、お父さんがいないワケについてなどなど、全く説明されてません。観客は知っているものとした前提の映画ですね。まぁ、アメリカの観客の90%以上がもちろん知っているわけですけれど。
私がBとしたのは、まず共感できないという単純に文化的な違いと、メルギブソン特有のペイトリオッツにもあった激しすぎるバイオレンスでしょうか。売れているみたいだし、いろいろと考えさせられはするものの、映画=エンターテイメントという定義のハリウッド映画大好きの私には重すぎたみたいでした。
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