大学選び(実践編)

さて、お待たせしました。って誰も待っていないかもしれませんが、久しぶりの留学情報ですが、前回、留学先の大学の選び方、「大学選び(基本編)」をやったので、その実践編にいきます。哲学抜きで、単純に、実践するためのステップです。


まず、大学選びをはじめる前に、胸にとめておきたいことが3つあります。

1. 候補をあげる数
まず、これは良くアメリカの高校生が言われることらしいですが、10コです。しかもこれはミニマムの数。つまり、最低、10校から願書や情報を取り寄せましょう、ということ。ちなみに私は2校でした。いい加減ですね、このあたり。多分、10校あげれば、後悔はないし、「ちゃんと選んだ」感が残るのは確かでしょう。もし、明かに難しい学部や大学を目指しているのであれば15くらいからしぼっても全然ヘンじゃないらしいですよ。
2. 「滑り止め」について
滑り止めを考えておくのは大事らしいです。もし、留学を「絶対に」成功させたいのなら、当然のことでしょうね。私は考えてませんでした。私の学部も、行きたかった大学(WSU)も、そんなに超難関という感じではなかったので。難関を目指す人は「入れるでしょう」という程度の大学にも願書を出すべきらしいです。
3. A Recognized Accrediting Agencyって何?
アメリカの大学は、日本の大学とちがって、政府が「大学」という名称について責任を持っていません。通信教育の、試験もなにもなく、お金だけ払って単位をくれるような大学もたくさんあるのです。そこで、自分が願書を出そうとしている大学がちゃんとした大学として認められているかを調べるには、A Regognized Accrediting Agencyがちゃんと保証しているということを確認するべきです。今のところ、Universiy of PhoenixとかCity Universityや ITT Techなど、名前は立派でもまだちゃんと認められていない大学はたくさんありますので気をつけてくださいね。

それでは私の大学の選び方の方法をご紹介しますが、これは、「私がやったやり方」ではなく、「こうやればベストだな」と現在思っているやり方です。参考までに。

1. 好きな地域を選ぶ
私だったら、州で選びます。州の名前の響きや、雰囲気、写真を見たことがあったり、友達がいたり、などなど、ランダムにでもなんでもいいので好きな州をあげます。私が好きな感じの州をあげるとすると、もちろんワシントン州。オレゴンもいい響きですね。カリフォルニア、イリノイ、ミネソタ、ウィスコンシン、コロラド、カンサスなどなどが私にとって、なんらかの関係があったり、音が好きだったりする州です。
ここで、普通に「西側」と「東側」で考えてもいいかもしれません。まず、西側を選ぶ利点としては、基本的にカリフォルニアを除いて、治安は明かに東側よりいいです。物価もきっと西の方が安いです。あと、一番重要なのは日本から近いです。ということは、航空券が安く、フライト時間も東にくらべて3時間以上短いし、乗り換えも少なめだと思っていいと思います。東側を選ぶ利点は、明かに大学の数が西に比べると多いです。ほとんどの有名大学は東にあるし、ほとんどのIvyも東にあります。東の方が都会が多いでしょう。東のほうがおしゃれな人が多いかもしれないです。
このようなことを考えながら、アメリカの地図でも見ながらいくつか、州をピックアップしてみるといいと思いますね。もちろん、特にどこか行きたい大学があるのなら、そこがある州も含めます。
2. 大学の種類を考える
一般の4年制大学に行こうとしているのなら、州立大学がいいのか、私立も含めるのか、などなど考えます。コミュニティカレッジを選ぼうとしているのか、大学院のある大学を選ぼうとしているのか、など種類をしぼっておきます。
3. 州別に大学を見る
今サーチエンジンはグーグルで、サーチする、という動詞にもなっているほどですが、私は未だに、大学選びはYahooだと思っています。Yahooに行ってみると、Educationというリンクがあります。そこからさらにBrowse by Regionというリンクにいきます。そしてU.S. Statesをクリック。そうすると州の名前が出てきます。そこからお好みの州をクリックして、どんな大学があるか見ていくのです。それぞれのリンクには大学のオフィシャルサイトのリンクが当然あるので、見た目、学生数、学部の種類などを見たりして決めるといいと思いますね。

大学のウェブサイトには、必ず、ほぼ100%、”Request Info”とか”Admission Info”などのリンクがあり、郵便アドレス、メールアドレス、電話番号などが書いてあります。恐れず、簡単に聞いてみるのが一番ですよ。英語に不安がある人は、まずは自分の名前、住所、電話番号、生年月日、メールアドレスなど必要だと思う情報を紙に書いてみます。以下のような感じです。

Masami Takeuchi
1-1-1 Machi-machi shi-city,
Osaka, 999-9999, Japan
(11)-1111-1111
January 1, 1999
masami@mail.address

それから手紙、メールなどを以下のように書きます。To whom it may concernのところは、もし相手の名前などが分かっていたら、Dear Mr. XXX,などに書き換えたほうが良いです。

To whom it may concern;
My name is Masami Takeuchi. I am considering to apply for the admission to your school. I would very much appreciate it if you could send me an information package. My mailing address, phone number, and e-mail address are listed below. If you have any questions, please reply me back. Thank you very much.
Sincerely yours,
Masami Takeuchi
Masami Takeuchi
1-1-1 Machi-machi shi-city,
Osaka, 999-9999, Japan
81-(11)-1111-1111
masami@mail.address

これで多分普通に送られてきますよ。電話で同じことを言っても大丈夫です。そのときは、

Hello, my name is Masami Takeuchi. I am calling from Japan and I’m wondering if I could request information about your school?…. My address is….

などと言うといいかもしれません。最初に日本からです、というのは国際電話でホールドされるのを防ぐためです。結構簡単にホールドされてしまうので言ったほうがいいとおもいますよ。
でも今やオンラインにすべての情報が載っていることが多いので、ウェブを普通にみているだけで、誰ともコンタクトをとることなく入学許可まで行く場合もかなり多い、というよりほとんどそうでしょう。でも書類として手もとに情報があると、本当にどの大学にするか悩んだときに決めやすいと思うので、ウェブからプリントアウトするなり、上のメールを送って書類を送ってもらうなり、頑張ってみてくださいね。実践編でした。最後に使えそうなリンクをあげておきます。
Universities and Colleges:
CollegeEdge
CollegeNet
The College Board’s College Search
Peterson’s Guides to Undergraduate Study
Graduate Study
ESL:
Education International
US Education Journal
Online Guides:
college and university web pages